ビートたけし、「WONDA」新CM発表で「ワンダ、このやろう」に「恥ずかしい」
2016年3月27日 17:10

[映画.com ニュース] ビートたけしが、アサヒ飲料の缶コーヒー「WONDA」の2016年キャンペーンキャラクターに決まり3月27日、都内で行われた戦略発表会に出席した。
まずは今月29日からオンエアされる新CMで共演した劇団ひとりと「ハライチ」の澤部佑が登場し、たけしはスケジュールの都合で欠席と説明。しかし、2人がたけしに対して批判的なコメントをすると、バックボードが開き「ワンダ、このやろう」というセリフとともに本人が現れるというコント風の寸劇を披露した。
スーツに同じセリフのたすきをかけ、手にはピコピコハンマーというベタなスタイルのたけしは、「企画通りにやっている俺が恥ずかしいよ」と苦笑い。だが、わざとらしく驚いた2人対しては「さっきまで裏で話していたのにな。さすが芸人だな」と褒めた。
CM撮影では、たけしが2人の上司役という設定で、ひとりが「たけしさんは僕らにとって神様みたいな人なのに、監督がすごく粘る人だった」と何度もリテイクを重ねたことを気遣ったが、たけしは「映画よりいいよ」と悠然とした表情。現在撮影中の「攻殻機動隊」をハリウッドで実写化する「Ghost In The Shell(原題)」にふれ、「OK、ナイス、グッドって言った後にワンモアっていう。次はエクセレント、ワンモアでその次はベリーグッド、ワンモア、10回くらいやった後にインシュアランスって、保険かよ。今は映画がCMに近くなっているね」と冷静に分析した。
後輩芸人2人との共演については、「お笑いの人はコントもやる総合芸だから、基本的に器用」と評価。その上で、かつてラジオで「いくら高倉健さんでも、漫才はできないだろう。俺は役者でも何でもやるぜ」と話したのを健さん本人が聞いていたエピソードを明かし、「健さんがその気になって、翌日、田中邦衛さんに電話して喫茶店でネタの打ち合わせをしたんだけれど、2人とも無口だから2時間でギャグのひとつもできなかったんだって。前に本人から聞いたんだ」と懐かしそうに話した。
キャンペーンのスローガンは「がんばる父は、エライのだ」で、缶コーヒーのヘビーユーザーである30~40代の仕事を頑張っている男性がメインターゲット。ひとりは今年7月、澤部が4月に第二子が誕生予定とあって、「子供ができてから責任感が出て、多額の生命保険に入った。具体的な額は嫁さん(大沢あかね)に命を狙われるのでいいません」(ひとり)、「家族のためなら、どんな汚いことをしても金を稼ぐ」(澤部)とうそぶいた。
しかしたけしは、「お父さんが帰ってきた時に、わざとらしい感謝じゃなく、何げなくコーヒーを出した瞬間に泣いちゃうはず。そういうインチキくささでも、しょせんオヤジはだまされるから」と毒舌交じりに商品をPR。「ネガティブ発言はダメって書いてあったでしょ」と慌てる2人を楽しそうに眺めながらご満悦の表情だった。
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