藤岡弘、45年越しの「仮面ライダー1号」公開に感慨無量「本当に感謝」
2016年3月26日 18:15
[映画.com ニュース] 初代・仮面ライダーの俳優・藤岡弘、が本郷猛役で主演する映画「仮面ライダー1号」が3月26日、全国307スクリーンで封切られ、藤岡をはじめ岡本夏美、阿部力、現在放送中の「仮面ライダーゴースト」に出演する西銘駿、大沢ひかる、山本涼介、金田治監督らが東京・丸の内TOEI1で行われた舞台挨拶に出席した。
多くの“ちびっ子”と45年前に“ちびっ子”だった長年のファンに大歓声で迎えられた藤岡は、「再び本郷猛を演じさせて頂いたこと、本当に感謝でございます。様々な恩師やお世話になった方々の顔が浮かんできた」と感慨無量の様子で謝辞を述べた。さらに、今作の企画段階から参加したことに「意義があると感じた」と真摯な眼差し。「仮面ライダーの原点に立ち戻って、未来を背負う子どもたちに、あの当時思った愛と正義と勇気と夢と希望をライダーに託して、メッセージを送りたいという気持ちになりました」と振り返っていた。
続けて自らの“ヒーロー像”を、「自己犠牲の精神で人のために生きる。すべてを捧げていくという精神を持って、無償の愛を成し遂げる人物」と明かし、「子どもこそが未来を作る地球の宝。国境も民族も関係なく、子どものことを思う心ある大人たちがどんどん出てきてもらいたい」「若く、新しいエネルギーのあるスターたちが映像界を背負って、夢や希望を与えて欲しいと思います」と熱弁をふるった。藤岡の言葉に神妙な面持ちで耳を傾けていた西銘は、「(藤岡との共演で)勉強になった分、『仮面ライダーゴースト』の残りを精一杯頑張っていきたいと思います」と背筋を伸ばしていた。
またこの日は、花束プレゼンターとして4歳の男児2人が登場した。「仮面ライダーありがとう」の言葉に、藤岡は「感動です。僕は子どもが大好き」とメロメロの様子。頭をなでながら「子どもを見ると何もかもが吹っ飛ぶような感動や未来を感じて嬉しくなる。こういう子たちの未来が平和で安全で安心になって欲しいですね」と“初代ヒーロー”らしいコメントでイベントを締めくくっていた。
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