石田ゆり子、大石静脚本ドラマで井浦新と禁断の恋
2016年3月25日 15:08

[映画.com ニュース]「セカンドバージン」の大石静氏がオリジナル脚本を手がけ、石田ゆり子が主演するNHKのドラマ10「コントレール 罪と恋」の完成試写会が3月25日、東京・渋谷区の同局で行われ、石田をはじめ、共演の井浦新、原田泰造、大石氏らが出席した。
夫を失った孤独な女・青木文(石田)と、過失により文の夫を殺してしまったトラックドライバーの長部瞭司(井浦)の許されぬ恋を描く。これまでに、様々な形の“タブーの恋”を描いてきた大石氏が、殺人犯と被害者の妻の恋という最大のタブーに挑むが、大石氏は「昨今、あまり恋愛をする時代じゃないと思うんです。若い人は傷つきたくないと思っているし、大人も安定を好むっていうか。だからこそ、激しく踏み出す女性であったり、激しく求める男性であったり、テレビのなかにリアルと夢が両方なくてはいけないと思う。この世あらざるものを、このドラマの中で感じていただけたらなと思って書きました」と本作に込めた思いを語る。
一方、大石氏の脚本作品は初出演となる石田は「大石さんの描かれる素晴らしいラブストーリーの主人公が務まるかという不安もありましたが、幸せな役をいただきました。誠心誠意、役に自分を投じてがんばろうと思いました」と意欲を明かす。さらに、大石作品の魅力を問われると「女の人の持つ本心やちょっとした毒、自分でも気づかないような女の部分を、ドラマの中でセリフとして口にした時に、自分で自分にびっくりしました。こういう気持ちになることって、あまりない。やはりすごいなと思いながら、毎日台本を読んでいます」と称賛した。
大石作品は2度目となる井浦も、現場ではチャレンジの連続だという。瞭司は事件のショックで声を失ってしまうが「文と出会ったことで、冷え切った心に火がともされていくが、そういった心の動きだけでなく、声も同時に治っていくというのはやったことがなかったお芝居。心と体すべての再生を、丁寧に芝居にしていくことは新鮮で面白い」といい、「よくしゃべれる声を出しちゃって、急いで戻したりもしましたが(笑)。技術的なところも楽しめています」とほほ笑んだ。
また、石田扮する文に思いを寄せる刑事・佐々岡滋を演じた原田は「石田さんが元々大好きでした」と告白。「僕に関していえば、半分ドキュメンタリーだと思ってください」と記者に呼びかけると、石田は大照れしていた。
ドラマ10「コントレール 罪と恋」は、NHK総合テレビで4月15日から毎週金曜午後10時放送。全8回。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)