藤岡弘、「仮面ライダー1号」トークショーで45年の思いが去来「私の人生そのもの」
2016年3月21日 20:30
2014年「平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦feat.スーパー戦隊」以来、単独主演としては45年ぶりに本郷猛を演じた藤岡。「ライダーの原点に戻って、愛と正義と勇気と夢と希望を持ち、命の尊さを全世界の子どもたちに伝えるメッセージを込めた。演じたのではなく、私の人生そのもの。内部で熟成させたものを全部出している」と熱弁を振るった。
さらに、「変身ポーズも、熱く重く深く気合いを込めた、ひと昔前とは違った感覚を受けると思う」と自信ありげ。会場には45年前の放送を見ていた“元ちびっ子”も多く、「僕は3回見て、毎回違うところで涙がこぼれ、体中の血が騒いできた。当時のちびっ子も、きっと泣くよ」と笑顔で話した。
同所に展示されている撮影で使用したバイク「ネオサイクロン号」にまたがり、「日本の二輪は世界一。技術大国の英知そのもの。これまでは1300ccまでしか乗ったことがなかったが、これは1800ccある。操った時は体が震えた」とご満悦の表情。そして、「仮面ライダーは世界に誇れるヒーロー像。国境、民族を超えて世界中に届けたい」と言葉に力を込めていた。
また藤岡は、覚せい剤取締法違反(所持、使用)で起訴された元プロ野球選手の清原和博被告についても言及。「人間は皆愚かなもの。それを分かった上で清濁併せ飲みながら、未来を信じて前に向かって進めば運命の女神はほほ笑んでくれる。スーパースターだし、あれだけの大仕事を成し遂げた人。大丈夫、乗り越えてくれると私は確信している」と更生を期待した。
「仮面ライダー1号」は、「仮面ライダー」45周年記念超大作。世界各地で戦っていた本郷猛が、ショッカーの最高幹部・地獄大使の復活のため1人の少女に危機が迫っていることを知り日本に帰国。新たな組織ノバショッカーも台頭し、猛は仮面ライダーゴーストらと壮絶な戦いに身を投じていく。3月26日から全国で公開される。
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