尾野真千子、野村周平ら実力派俳優ずらり!小栗旬×大友啓史監督「ミュージアム」に結集
2016年3月11日 05:00

[映画.com ニュース] 小栗旬主演で大友啓史監督がメガホンをとる問題作「ミュージアム」に、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋という実力派俳優7人が出演していることが明らかになった。
巴亮介氏の同名サイコスリラー漫画を実写映画化する今作は、2013年に「ヤングマガジン」(講談社刊)で連載が始まるとSNSを中心に口コミで人気が広がり、映像化権をめぐり争奪戦が繰り広げられた話題作。警視庁捜査一課の沢村久志刑事(小栗)は、雨の日だけに頻発する猟奇殺人事件の関連性に気づくが、次の殺人のターゲットに自らの妻子がリストアップされてしまうという設定だ。残された手がかりから犯人を追い詰めていく沢村は、カエルのマスクをかぶった犯人「カエル男」の仕組んだ罠にはめられ、窮地に陥る。
大友監督は、この日発表されたキャストについて「噛めば噛むほど味が出る、そんな個性的で味のある、僕の大好きな俳優たちを揃えることができました」と明かす。そして、「この映画はカエル男が引き起こす猟奇的殺人事件の単なる顛末を描くのではなく、究極の状況下で人間がどのように振舞うのかという生理的な反応をモチーフにしています。妻役の尾野真千子さんはじめ、今回発表した俳優たちによる鬼気迫る迫真の演技は、小栗旬君演じる沢村刑事を心身ともにギリギリまで追い詰め、見てくださる方々を非日常的な恐怖体験へと誘ってくれると思います」とコメントを寄せた。
仕事一筋で家庭を顧みない夫の沢村に愛想を尽かす妻・遥に扮した尾野は、「精神的に辛い物語でした。でも家族という温かいものを見直す深い映画でもありました。母という目線から愛と恐怖が伝わればいいなと思います」と撮影を述懐。沢村とコンビを組み、事件の真相に迫っていくなかで最悪の結末を迎えてしまう西野純一役の野村は、「初めての大友組でしたが、撮影方法など初めての事が多くて大変勉強になりました。そしてワンシーンワンシーンの熱量が素晴らしいので、手応えはバッチリです」と充実した現場だったことに触れている。
また、警視庁捜査一課課長で警視正の岡部利夫を演じた伊武は「今回の作品で、今まで見たことのない私をお見せできると思います。ヒントは『かみ』」と茶目っ気たっぷりのコメントを寄せている。
「ミュージアム」は今秋、全国で公開。
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