LiLiCo、同性婚を応援「恋愛はどんな形だろうと素晴らしい」
2016年3月9日 12:30
[映画.com ニュース] 映画コメンテーターのLiLiCoが3月8日、東京・シネスイッチ銀座で行われた、男性カップルが直面する危機を描いた映画「人生は小説よりも奇なり」のトークイベントに出席。ライフネット生命代表取締役社長兼COOの岩瀬大輔氏とともに、同性婚について語った。
映画は、39年間連れ添ってきた男性同士のカップルが、同性婚したことで様々な困難に見舞われながらも愛を再確認していくさまを描いた。LiLiCoは、近年映画界でも大きな話題となっているLGBTについて「恋愛はどんな形だろうと素晴らしい」と応援する姿勢を示し、「いまだに女性同士、男性同士で結婚できないというのが信じられない。いいじゃないですか!」と熱く訴えかけた。
さらに、今作を「あまり男同士だからということは考えなくて、すごくいい夫婦だなという目で見た」といい、「人生どんな方と一緒にいても、何が起こるかわからない。それが人生の楽しさ。主人公2人がとてもかわいくて、いろんなことがあるけれど、(映画を見て)人生って素晴らしいなと思っていただきたい」と観客に呼びかけた。
一方の岩瀬氏は、代表を務めるライフネット生命で、同性のカップルでもパートナーを保険の受取人に指定できる商品を販売しているといい、「民間から小さな一歩を踏み出せればと思った」と使命感をにじませる。反響は大きかったといい、「すでにライフネットの保険に入っていた方からも、受取人を親からパートナーに変えたいという声をいただいて嬉しかった」と、需要に応えられたことにほほを緩ませた。
またLiLiCoは、「私は女性にすごくモテる。めちゃくちゃ嬉しい」と同性からの好意を歓迎。しかし、テレビ番組の収録で素敵な女性を見つけた際に、「『あの人いいな』ってスタッフに言ったら、『彼女は男性が大好きなんです』と言われて、ちょっとだけ振られた感じがあった」と失恋気分を味わったことを苦笑いで明かしていた。
「人生は小説よりも奇なり」は、3月12日から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。