「ファンタスティック・ビースト」につながるJ・K・ローリング完全新作、4章分の概要を独占先行入手!
2016年3月8日 23:00

[映画.com ニュース] 大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの新作映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の公開(日本は11月23日)に向けて、原作者のJ・K・ローリングが書き下ろし、3月8日(日本時間)午後11時から4夜連続で各章を全世界同時発表する完全新作「北アメリカ大陸の魔法界」の4章分の概要を、映画.comが独占先行で入手した。
「北アメリカ大陸の魔法界」は、これまで詳しく語られることのなかったアメリカの魔法界とその歴史を描いており、ローリングが初めて映画脚本を手がけ、1926年のアメリカ・ニューヨークを舞台にした「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」につながる内容となっている。以下が、各章の概要となる。
北アメリカの魔法界の起源:「スキン・ウォーカー」の伝説にひそむ真実、ネイティブ・アメリカンの社会、そこに住む魔法族と杖を使わない魔法。
北アメリカの魔法使いたちは、なぜ欧州の仲間より大きな危険にさらされていたのか。「セーレム魔女裁判」の破壊的な影響。魔法界の傭兵=恐怖の「スカウラー」とは。報復をたくらむスカウラーたちは、魔法族にもノー・マジ(注:魔法を使えない人間の当時の米国内での総称。過去作の「マグル」と同義)にも長年影響を与えている。
魔法界は国際機密保持法を守っているが、18世紀のアメリカの魔法界の法律はより厳格だった。魔法界最大の機密保持法違反によりアメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)は屈辱を受け、魔法族とノー・マジが完全に隔絶された。
英国の魔法使いたちに1番人気の杖作りはダイアゴン横丁に店を持つオリバンダーだが、20年代のアメリカには4人の偉大な職人がいた。その職人たちが作った杖を紹介する。第1次世界大戦(1914-1918)でアメリカの魔法界が果たした役割とは。そして20年代のアメリカの魔法界は、なぜ杖の所持許可証が必要だったのか。最後に、MACUSA議長のセラフィーナ・ピッカリー女史とは何者か。禁酒法に対する女史の驚くべき姿勢とは。
現時点では「ラパポート法」「アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)」といったキーワードに対する詳しい説明はなされていないが、各章で米国魔法界の成り立ちを紐解きつつ、映画のストーリーを補完するガイドブック的な内容と推察される。
また、第3章における「国際機密保持法」(国際魔法戦士連盟機密保持法)とは、マグル(ノー・マジと同義)に魔法界の存在を気づかせないことを目的としたものであり、過去作でもたびたび登場している。魔法使いの必須アイテムである杖に関しても、「杖を使わない魔法」「杖の所持許可証が必要だった」など、米国独自の展開を予感させる記述がなされている。第1次世界大戦や禁酒法など、史実とのリンクもファンには楽しみなところといえる。
「北アメリカ大陸の魔法界」は、第1章が公式サイト「ポッターモア」(https://www.pottermore.com/jp)で3月8日の午後11時に公開を開始しており、以降3夜連続で毎晩午後11時に新章が追加される。上記時間にアクセスすることで、「ハリー・ポッター」シリーズを長らく手がけてきた翻訳家・松岡佑子氏による日本語版を無料で読むことができる。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、ハリーと同じ「ホグワーツ魔法魔術学校」の卒業生で“魔法動物学者”のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)が、滞在先のニューヨークで冒険を繰り広げるさまを描く。11月23日から全国公開。
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