若手監督育成プロジェクト、最終課題の短編4作品が東京で上映スタート!
2016年3月6日 12:00

[映画.com ニュース] 新人監督発掘を目的とした「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2015」の最終課題として、4人の若手監督が35ミリフィルムで撮影した短編映画4作の上映が3月5日、東京・渋谷のユーロスペースで始まった。スタート。上映されたのは藤井悠輔監督「罪とバス」、ふくだももこ監督「父の結婚」、堀江貴大監督「はなくじらちち」、佐藤快磨監督「壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ」で、そろって舞台挨拶に立った。
中古車販売店を営む自由気ままな主人公と、転がり込んできた弟を軸に展開する「罪とバス」には、阿部進之介、渡辺大、深見元基らが出演。藤井監督は各地を回って「よく言われたのは、『長編で見たい』ということ。嬉しかったです」と喜びを口にした。ふくだ監督の「父の結婚」では、板尾創路がソニン演じる主人公の父に扮して、その再婚相手を演じるのは山中崇。「家族の話をやりたかった」そうで、「家族だから腑に落ちないこともあるし、許せることもある」と語り、手応えを感じている様子だった。
堀江監督の「はなくじらちち」は、家族を捨ててホームレスとなった父と女子プロレスラーになった娘の15年ぶりの再会と、娘の恋人を加えた3人の旅が描かれる。他の3人の“ライバル”たちから絶賛されており、「最後のセリフがすごく好き」(ふくだ監督)、「娘の花の最後の表情が素晴らしい」(佐藤監督)。佐藤監督の「壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ」は、クレーマー処理係の男(太賀)とコンビニ店員の女性(岸井ゆきの)の衝動を軸に描く。岸井が演じる女性主人公に関し、佐藤監督は自身の好みを反映させたようで「ああいう女の子が好きなんです」とニヤリ。独特のセリフのセンスについても称賛が寄せられたが「僕が(女の子に)話してほしいことを描きました」と明かした。
プロジェクトは10回目。これまでに多くのクリエイターが巣立っており、4人の今後の活躍にも期待が寄せられる。
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