リリー・フランキー、「シェル・コレクター」監督は「ハローワークで職探し」と暴露
2016年2月18日 20:10
米作家アンソニー・ドーア氏の短編小説を原作に、目が不自由な貝類学者が貝毒による治療法を発見したことから人生を狂わせていくさまを描く。石井輝男監督作「盲獣VS一寸法師」以来、約15年ぶりに単独主演を務めたリリーは、「石井イズムを引く坪田監督に呼ばれて、サブカルの人間として嬉しい」と胸中を吐露。初タッグとなった坪田監督が「潔い。ヒットしないだろうから試写会の前日にハローワークで仕事を探していた」ことを暴露しながらも、「僕が若い時にいっぱい見ていたなという映画ができた。監督の素晴らしい妄想をみなさんに見ていただければ」とアピールしていた。
本作は、1月27日~2月7日にオランダで行われた第45回ロッテルダム国際映画祭で、「Bright Future」部門に正式出品され、リリー、橋本、坪田監督が現地を訪問した。「もしかしたら賞を獲るかもという噂があった」(リリー)ものの惜しくも受賞を逃しており、「久しぶりに監督の大人の号泣を見ました。でもこういうことで泣ける監督とできて良かった」としみじみ。海外での反応を振り返り、「オランダ人からとにかく『海街diary』がよかったって言われた」と会場を笑いで包んだ。
橋本は、3度舞台挨拶に立っており「それぞれ異なる劇場ですべて満席だった記憶があって。大衆化していないアンダーグラウンドな映画を作ると、自己満足になってしまうんじゃないかという恐れがあるけれど、ちゃんと見たいと思ってくれる人がいて『良かった』という話を聞いて、作って良かったんだなと希望を持ちました」と笑顔をのぞかせた。
リリー演じる学者の息子を演じた池松は、「リリーさんが入っている作品に出ておけば問題ないみたいなところがあるので(笑)。監督の前作も見たけれどわからなかったので、(撮影期間)2日だけじゃ坪田さんの才能を見抜くことができず、リリーさんに夜な夜な『大丈夫なんですかね、これ』と話していました」そうで、リリーは「『考えるな、不安になる。何よりも俺が一番不安だ』と言っていた」とニヤリとした。
「シェル・コレクター」は、2月27日から全国で公開。
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