全米大ヒット「デッドプール」の続編にゴーサイン
2016年2月17日 12:00
[映画.com ニュース]マーベルコミック原作のアメコミ映画「デッドプール」が1億3500万ドルという記録的な全米オープニング成績を達成するなか、製作・配給を手掛けるFOXがすでに続編製作をスタートさせていることが明らかになったと、ハリウッド・レポーター誌が報じた。
デッドプールとは癌治療によって驚異的な回復能力を獲得した超人で、ヒーローには珍しく道徳心が欠落しているという特徴がある。「XーMEN」シリーズのキャラクターであることから、同シリーズの映画化権を持つFOXはドル箱シリーズに傷をつけることを恐れ、スピンオフの実現に消極的だった。主人公を演じただけでなく、プロデューサーを兼任したライアン・レイノルズは映画化実現に11年の年月を要したことを明らかにしている。完成した作品はシリアスなスーパーヒーロー映画として成立しつつも、大量のジョークが詰め込まれたパロディ映画にもなっており、そのユニークな組み合わせが今の観客に受けたようだ。
すでにFOXは、同作を手掛けたレット・リースとポール・ワーニックの脚本家コンビ(「ゾンビランド」「G.I.ジョー バック2リベンジ」)に続編の執筆を依頼。今回初めてメガホンを握ったティムすでに続編の執筆を開始。同作で監督デビューを飾ったティム・ミラーはまだ契約を交わしていないものの、FOXは前向きであるという。