松田翔太、10年越しの夢かなう!「ディアスポリス」ドラマ化&映画化に決意の主演
2016年2月12日 05:00

[映画.com ニュース] 熱狂的な支持を得ながら実写化不可能と称された伝説の漫画「ディアスポリス-異邦警察-」が、4月からMBS、TBSの“ドラマイズム”枠でドラマ化、夏には映画化する一大プロジェクトが始動していることがわかった。主人公の久保塚早紀を演じているのは、強烈な存在感を放つ実力派俳優・松田翔太。原作を連載中から愛読し、いつか映像化することがあれば絶対に自分が演じたいと熱望し続けてきた松田が、10年の月日を経て夢を実現させた。
漫画家すぎむらしんいち氏と脚本家リチャード・ウー(長崎尚志)氏がタッグを組んだ原作は、2006~09年に週刊漫画誌「モーニング」(講談社刊)で連載され、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選出された。東京で難民認定を受けられず貧しい生活を強いられている密入国外国人たちが、自分たちを守るための秘密組織「異邦都庁(通称・裏都庁)を作り上げたという設定。松田が演じる久保塚は、異邦警察「ディアスポリス」でただひとりの警察官で、自治社会で生きる弱者を助ける姿を描いている。
ドラマ版では冨永昌敬監督、茂木克仁監督、真利子哲也監督、熊切和嘉監督が結集し、全10話を手がけていく。そして映画版では、第36回モスクワ国際映画祭で「私の男」が最優秀作品賞と最優秀男優賞を戴冠し、14年12月からは文化庁新進芸術家海外研修制度で仏パリに留学していた熊切監督が、全員の思いを胸に秘めメガホンをとった。
松田は、「このような作品に参加できて、心から嬉しく思います。この作品を通して4人の映画監督と一緒に撮影をしながら、色々なアイデアを頂ける、僕にとっては本当に幸せな現場でした」と喜びをかみ締める。さらに、「このような企画は貴重だと、僕もスタッフも全員思っていたのではないでしょうか。ヒロインが出てこない男だらけの現場で、辛いシーンもたくさんありましたが、みんなこの作品を楽しみながら撮影できたと思います」と充実した撮影現場だったことを明かした。
原作のすぎむら氏が「このマンガは今読み返しても面白い! だから今映像化すればさらにもっと面白いに決まってます! 早く見たいです!!」と語れば、脚本のウー氏は「あれだけは映像化不可能」とあるプロデューサーから言われたことを述懐し、「どうせお蔵入りだろうと信じていました。本気なんですね。プロデューサー、監督、スタッフ、俳優の皆様方の勇気にエールをおくります」と最敬礼だ。
そんな思いに呼応した熊切監督は、「荒唐無稽なようでいて、実は非常に現代的なテーマ性、解決できない問題をはらんでいるところに惹かれました。とはいえ、これはあくまで活劇です」と明言。松田をはじめとするキャスト陣を称え、「テレビ版は軽妙に、映画版はハードに、めいっぱい走り抜けました。何よりスタッフたちの愛と、松田翔太くんはじめ、俳優たちの肉体が最大の武器でした」とコメントを寄せている。なお、映画の撮影は2月12日にクランクアップ予定だ。
ドラマ「ディアスポリス-異邦警察-」はMBS・TBSの深夜“ドラマイズム”枠の第1弾として、4月から放送開始。連続ドラマで全10話。映画「ディアスポリス 異邦警察」(仮)は今夏、全国で公開。
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