世界で日本だけ!ジャッキー最新作「ドラゴン・ブレイド」は“NG集付き”で上映決定
2016年2月9日 11:00
[映画.com ニュース] ジャッキー・チェン、ジョン・キューザック、エイドリアン・ブロディが共演した「ドラゴン・ブレイド」の日本公開版のエンドクレジットに、世界で初めてNG集が付くことがわかった。
舞台は、紀元前50年の中国。シルクロードの平和を守る西域警備隊の司令官フォ・アン(チェン)は、ローマ帝国の執政官の息子プブリウスを守るため逃亡の旅を続けるルシウス将軍(キューザック)と出会い、友情を育む。だがほどなくして、プブリウスの命を狙う兄ティベリウス(ブロディ)率いる大軍が西域を襲撃。アンはルシウスと協力し、ローマ軍を迎え撃とうとする。
ジャッキー映画といえばエンドクレジットでのNG集は“お家芸”の1つ。本作はこれまでNG集付きでの上映は許されていなかったというが、それは“戦争のない世界平和への希望”というメッセージを強く印象付けるため、作品の完成度を優先したとも受け取れる。今回の決定は、日本のファンの要望にチェンが応えた形ともいえ、字幕版、日本語吹き替え版どちらもNG集付きのバージョンで上映される。
あわせて公開された写真は、NG集の一部を切り取っている。総製作費6500万ドルを投じたという砂漠での撮影は、キャスト・スタッフ共に猛烈な砂嵐に見舞われながら行われ、中断せざるを得ないことも多かったという。写真からは過酷な撮影の様子がうかがえると共に、雨で撮影がストップした際にチェンが首をすくめる姿や頭からすっぽり布をかぶった姿など、チェンのコミカルな様相が収められている。
「ドラゴン・ブレイド」は、「三国志」(2008)、「項羽と劉邦」(11)などの歴史大作を数多く手掛けるダニエル・リー監督がメガホンをとり、中国では初日興行収入1億1000万元(約22億円)の新記録を樹立した。2月12日から全国公開。
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