橋本環奈組長感激、17歳バースデーに50歳年上の若頭・武田鉄矢から“贈る言葉”
2016年2月3日 20:41
[映画.com ニュース] アイドルグループ「Rev. from DVL」の橋本環奈の初主演映画「セーラー服と機関銃 卒業」の完成披露試写会が2月3日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた。橋本は共演の長谷川博己、武田鉄矢らと舞台挨拶。「昨年6月の製作発表から早8カ月。日本一暑かった高崎でたくさんのスタッフ、共演者の方々と作った作品。皆さんに披露できてうれしく思います」と笑顔をはじけさせた。
「武田さんが私と50歳離れていることを今日知って、一番ビックリした」というようにスタッフ、共演者がほぼ年上という環境で本格的な演技は初挑戦だった橋本。しかも、かつて薬師丸ひろ子らが演じた目高組4代目組長・星泉という有名なキャラクターだったが、「素晴らしい俳優部の皆さんは、いるだけで圧がすごかった。ウッと負けそうになったこともあったけれど、楽しく全力で立ち向かえました」と胸を張った。
共演者は皆、橋本のことを「組長」と呼んでいたそうで、設定上は部下となる組員の大野拓朗は「スタッフの名前をすべて覚えていて、時間が空くと話し語りして現場を盛り上げていた。刺激になった」、宇野祥平も同様に「助けたい、支えたいと思ったけれど、しっかりされているので怒られないようにした」と最敬礼。前田監督も、「ハードルの高い要求にも一切弱音を吐かなかった。女優として開花していく姿を記録できてうれしい」と最大級の賛辞を送った。
だが、クライマックスでの名セリフ「カイカン」ではなかなか前田監督のOKが出ず、若頭役の武田が思わず「やりたいようにやっていいんじゃないの」とアドバイス。武田自身が1977年の俳優デビュー作「幸福の黄色いハンカチ」で、故高倉健さんに面倒を見てもらった経験から「機関銃をぶっ放しながらのセリフだし、火柱もめちゃめちゃ立ってハンパじゃない状況だった。健さんの教えを少しでも若い人に渡していかないとと思い、監督とは逆のベクトルのことを言ってあげた」そうだ。
また、この日は橋本の17歳の誕生日で、チョコレートで機関銃をかたどった巨大ケーキがサプライズで祝福。さらに、観客が「組長、お誕生日、おめでとう」の声をかけ、武田は「環」の字の由来を用いて「衣をまとって願いを込め王への道を歩きはじめたあなたを、私は見ていますよ。17歳、頑張って」と粋な“贈る言葉”をおくった。
これには橋本は思わず目を潤ませ、「身に余るお言葉です。武田さんは一生、私の先生です」と感激の面持ち。そして、前田監督、共演者や会場に招待した両親にも感謝しつつ「人生の中でただひとつの初主演映画。夢の途中だったものが形になりました。そして夢の幕開けとなります」と言葉に力を込めていた。
「セーラー服と機関銃 卒業」は、赤川次郎氏の同名ベストセラーを角川映画40周年記念作品として映画化。高校1年で亡き伯父から目高組を引き継いだ星泉が敵対組織に乗り込んで伯父の敵を討った後、街を乗っ取ろうとする新たな敵を前に組員たちを再結集させ大人たちに足り向かっていく。3月5日から全国で公開される。
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