「彼女と彼女の猫」花澤香菜、新海誠作品の魅力は「優しさがフィルムににじみ出ている」
2016年2月3日 16:20

[映画.com ニュース] 「秒速5センチメートル」の新海誠監督が1999年に自主製作した短編作品を「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズの坂本一也監督が再アニメ化した「彼女と彼女の猫 Everything Flows」の声優キャストの花澤香菜、浅沼晋太郎、矢作紗友里、平松晶子が2月3日、都内のスタジオでアフレコ収録に臨んだ。
本作は、短大の卒業式を控え、就職活動をするなかで将来に不安を抱き始める“彼女”と、その飼い猫の“僕”の生活を描く。新海監督作「言の葉の庭」でヒロイン・雪野百香里を演じた花澤は、同作に参加した当時を「新海監督はじっくりと時間と愛情をかけて作品作りをされる方でした」と振り返る。その姿勢はアフレコでも顕著に見られたそうで、「何度も打ち合わせをしてから、アフレコをやった。普段はやらない形なのでとても印象に残っています」。さらに新海作品の魅力を問われると、「新海監督は誰からも好かれる優しい方。その優しさがフィルムににじみ出ている」とほほ笑んだ。
一方、オリジナル版と本作の違いを問われた猫役の浅沼は、「いい意味で新海イズムを薄くした作品」と述べ、「『秒速5センチメートル』など新海監督の作品からは温度を感じる。本作は、新海監督版で描かれた温かさだけじゃなく、別の感覚を教えてくれる作品になっています」と解説。これを受け、花澤も「猫との出会い含め、より分かりやすいものになっています。いろんなドラマが盛り込まれているので、どこに共感してくれるか楽しみです」と期待を寄せた。
浅沼は自身が演じた猫と同じ全身黒の服装で撮影に臨むなど、気合い十分の様子だったが「猫との思い出は?」と質問されると、「犬派なんですけど…」と申し訳なさそうに告白。さらに矢作と平松も「正直いうと、ポメラニアンがほしいです」(矢作)、「猫アレルギーなので犬派です」(平松)と白状。「最後は大丈夫だろう」と3人から期待された花澤も、「犬猫アレルギーです。猫を飼ったことがないので、飼っていた犬への思いを胸に演じました」と苦笑いしていた。
「彼女と彼女の猫 Everything Flows」は、30分枠でショートアニメ3作品を放送する「ウルトラスーパーアニメタイム」の1作品として、TOKYO MXで3月4日から毎週金曜午後11時、BS11で3月6日から毎週日曜深夜1時放送。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ