オスカーノミネート、マーク・ライランスの名演を見よ!「ブリッジ・オブ・スパイ」特別映像公開
2016年1月20日 17:00
[映画.com ニュース] アメリカとソ連(現ロシア)の冷戦時代、前代未聞の米ソ囚人交換に挑んだ弁護士の実話を映画化し、第88回アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされた「ブリッジ・オブ・スパイ」の特別映像が公開された。トム・ハンクス演じる主人公の弁護士ジェームズ・ドノバンと、本作でアカデミー賞助演男優賞候補に選出されたマーク・ライランス扮するソ連のスパイ、ルドルフ・アベルの友情に焦点を当てている。
保険専門の弁護士だったドノバンは、FBIに捕らえられたアベルの弁護を引き受けることに。国内から激しいバッシングを受け、家族の命すら危険にさらされる状態でも決してくじけず、公平な裁判を行おうと奮闘する。映像では、ドノバンと対面したアベルがその身を気遣うようなそぶりを見せるシーンや、何者かに「あのスパイから情報を引き出してくれ」と打診されたドノバンが「守秘義務がある。米国には憲法がある」と依頼人を守ろうとする姿などを収める。
裁判を通して絆を深めた両者は、やがて米ソ間の囚人交換に巻き込まれていくが、アベルのドノバンへの信頼が垣間見えるシーンも描かれる。アベルは、ドノバンを見て「子どものころ、よく家に来ていた人を思い出す」と語りかけ「国境警備隊が家に来て、父の友人だったその男もなぐられた。連中になぐられるたび彼は立ち上がった。よりひどくなぐられても、彼は再び立ち上がった。連中はなぐるのをやめ、彼を生かした」と思い出話を披露。どんな権力や弾圧にも屈しないドノバンを「不屈の男」と称える。
アカデミー賞へのノミネートのほか、第50回全米映画批評家協会(NSFC)賞で助演男優賞を受賞したライランスは「スパイとして生きてきたアベルは、愛着や所属意識を持つことをずっと避けてきた。そんな彼が、ドノバンに興味をいだき始めるんだ」と分析。父に連れられて実在のアベルに会ったというドノバンの娘メアリー・エレン・ドノバン・フラーも「父は、アベルと一緒にすごす時間を楽しんで、彼との友情を大切にしていたわ」と証言しており、両者の友情は“本物”だったことがうかがえる。
「ブリッジ・オブ・スパイ」は、スティーブン・スピルバーグ監督がメガホン、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が脚本を担当した。公開中。
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