ディカプリオ×イニャリトゥ監督×坂本龍一「レヴェナント」NYプレミアで顔そろえる
2016年1月11日 05:00
[映画.com ニュース] レオナルド・ディカプリオとアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組み、坂本龍一が音楽を手がけた映画「レヴェナント 蘇えりし者」の米ニューヨークプレミアが1月6日(現地時間)、AMCロウズ・リンカーンスクエアで開催。レッドカーペットには3人に加え、共演のドーナル・グリーソン、フォレスト・グッドラックらも登場した。
アメリカ西部の荒野を舞台に、熊に襲われ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(ディカプリオ)が繰り広げるサバイバルを描く。今作では、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で第87回米アカデミー賞の4部門を制したイニャリトゥ監督が、極寒のなか9カ月間の長期ロケを敢行。ディカプリオ自身も2013年の俳優休業宣言を撤回してまで出演を熱望し、格闘シーンでは鼻骨を折るほどの熱演を見せている。
映画「バベル」では坂本の楽曲「美貌の青空」を使用したイニャリトゥ監督は、「ここ3年くらい、坂本龍一さんの曲が大好きなんだ。『バベル』にも2曲提供してもらった。それから仲良くなって、今回もお願いしたんだ」と経緯を説明し、「彼の曲には余計なものがなく、優雅で感動的だ」と魅力を語る。さらに、「出演の決め手は監督だった。脚本のすばらしさに魅了された」というディカプリオも、「ヒュー・グラスの冒険は強く心を打つテーマだ。亡霊のように死の底からはい上がってきた彼は、勇気を奮い起こして諦めることなく進んでいく。坂本氏の楽曲は、それを表現している。曲を聞くと大きく心が揺さぶられるんだ」と最敬礼だ。
また坂本は、イニャリトゥ監督からの要望を「アコースティックと電子音楽を何層にも重ねたもの(楽曲)でした」と明かし、「だからその2つを融合させた。加工され作り込まれた電子音楽と、音質の良いオーケストラを組み合わせる大変な作業でした」と振り返る。そして、「作曲すること自体が、僕のインスピレーションの源になりました。俳優たちの演技は見事で、感動的でした。そして、監督の力量は、言葉では言い表せないほど素晴らしいものでした」とスタッフ&キャスト陣に最敬礼で、「セリフが非常に少ない映画なのですが、映像と音楽と音響効果がセリフの代わりにストーリーを伝えています」とアピールに努めている。
「レヴェナント 蘇えりし者」は、日本時間1月11日午前10時に発表される米ゴールデングローブ賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、音楽賞にノミネートされている。日本では4月に東京・TOHOシネマズ日劇ほか全国で公開。
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