発売から15年、Kiroroの名曲がピクサー最新作「アーロと少年」エンドソングに
2016年1月11日 04:00

[映画.com ニュース] 沖縄出身の女性2人組音楽ユニット「Kiroro」の楽曲「Best Friend」が、ディズニー/ピクサーの最新アニメーション映画「アーロと少年」の日本版エンドソングに決定した。同作のために新たに録音した「Best Friend ~Mother Earth Version~」が、映画を盛りたてる。
同作は、巨大隕石が衝突せず、恐竜たちが絶滅を免れた地球を舞台に、家族と離ればなれになってしまった弱虫の恐竜アーロと、言葉を持たない人間の少年スポットが出会い、壮大な冒険を繰り広げる姿を描く長編アニメーション。
日本版エンドソングに決定した「Best Friend」は、2001年6月に発売され、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の主題歌として広く知られるようになった楽曲だ。15年を経た現在でも、結婚式や卒業式の定番ソングとして幅広い世代から支持され、歌い継がれている。
同作を配給するウォルト・ディズニーは、「Best Friend」の歌詞が「力を合わせて前に進んでいく恐竜アーロと少年スポットの絆を歌っているように感じられた」と楽曲の起用理由を説明。Kiroroのボーカル・玉城千春は、「Kiroroは子どもを産み、育てながら、また歌い始めました。何か人生の壁にぶち当たったとき、1人じゃないんだと感じた時、今まで以上の力がでたりすることがあります」と語り、「アーロも少年スポットと出会い成長できたように、この曲もまた成長させてもらえる。この出会いに感謝しています」とコメントを寄せている。
また、新録バージョンに付けられた「Mother Earth」というタイトルについては、ピアノ担当の金城綾乃が「作品の中の豊かで美しい地球の自然風景からのイメージと、私たちも母となったのでこのタイトルをつけました」と由来を明かしている。
「アーロと少年」を手がけたピーター・ソーン監督も「この曲は“真の友情を見つけ出し大切に育む”という映画の感動的なテーマに完璧にマッチしている」と絶賛のコメントを寄せている。
「アーロと少年」は3月12日全国公開。

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