ピーター・ジャクソンによる映画博物館がニュージランドに建設
2016年1月6日 19:30

[映画.com ニュース] ニュージーランド出身の巨匠ピーター・ジャクソンによる映画博物館が、同国の首都ウェリントンに建設されることが決定した。
ウェリントンといえばジャクソン監督のおひざ元で、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作や「ホビット」3部作をはじめ、数々のハリウッド大作を支えてきたデザイン&制作工房WETAワークショップを擁する地。ニュージランド・ヘラルド紙によれば、博物館にはWETAワークショップで制作されたデザイン画や模型、小道具や衣装のほか、ジャクソン監督と同工房の共同創設者であるリチャード・テイラーが収集したハリウッド映画に関するコレクションも展示される予定だという。
博物館はコンベンションセンターとの複合施設となり、ニュージランド国立博物館の向かいに建設される。1億3400万NZドル(約109億円)の予算が組まれたビッグプロジェクトで、ジャクソン監督とテイラーが出資する。ジャスティン・レスター副市長は、「博物館建設の話は『ロード・オブ・ザ・リング』が公開された2000年代初めからあったのだが、このほどようやく動き出した」と同紙に語り、「WETA CAVE(ワークショップの見学ツアー)の100倍」の規模で「国立博物館のライバル」になると話している。
ウェリントンをはじめ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのロケ地は、ニュージランド観光の人気スポットとなっており、世界中から多くのファンが訪れている。博物館の完成時期は2018年以降になる見込みだが、オープンすれば話題の観光地となりそうだ。
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