シャーロット・ランプリング主演「45 Years」、邦題「さざなみ」で4月公開決定
2015年12月28日 17:00
[映画.com ニュース]2015年の第65回ベルリン映画祭銀熊賞(主演女優&男優賞)ダブル受賞で注目を集めた、シャーロット・ランプリングの主演作品「45 Years(原題)」が、邦題「さざなみ」として2016年4月公開することが決定した。
アンドリュー・ヘイ監督がメガホンをとった本作は、結婚生活45年目を迎えた夫婦の長年の愛がたった1通の手紙でゆらぐ姿から、男女の結婚観と恋愛観の埋められない溝と決定的な違いを描く。
熟年夫婦を演じたランプリングとトム・コートネイは、円熟の名演で、繊細な男女の心理描写を体現。ランプリングは、ベルリンのほかロサンゼルス批評家協会賞、ヨーロッパ映画賞でも主演女優賞を獲得しており、アカデミー賞主演女優賞ノミネートの有力候補と目されている。
土曜日に結婚45周年の記念パーティを控えるジェフとケイト。しかし月曜日に手紙が届き、山岳事故で死んでしまったかつての夫の恋人のゆるぎない存在が、突如として夫婦の関係に入りこんでくる。夫は過去の恋愛の記憶を日毎に蘇生させ、妻は存在しない女への嫉妬心を夜毎重ねていく。それはやがて夫へのぬぐいきれない不信感へと肥大に変わり、夫婦の土曜日までの6日間が、45年の関係を大きく揺るがしていく。
「さざなみ」は2016年4月、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。