染五郎×勘九郎×七之助「阿弖流為」、シネマ歌舞伎として16年6月公開!
2015年12月24日 05:00

[映画.com ニュース] シネマ歌舞伎第24弾として、市川染五郎が主演を務めた歌舞伎NEXT「阿弖流為<アテルイ>」が2016年6月25日に劇場公開されることが決まった。
歴史上の人物・阿弖流為の存在を知り、歌舞伎として上演する構想を抱いていた染五郎が02年、「劇団☆新幹線」とタッグを組、いのうえ歌舞伎「アテルイ」として上演を実現させた。それから13年の時を経て染五郎、いのうえひでのり、中島かずきが再びタッグを組み歌舞伎化した今作は、7月に新橋演舞場で上演されると連日客席を興奮の渦へと巻き込んだ。
シネマ歌舞伎として劇場公開されることを受け、染五郎は「すべてが新しい歌舞伎、歌舞伎NEXT『阿弖流為』がシネマ歌舞伎として、舞台では表現できない編集によって生まれ変わりました」とコメントを発表。さらに、「自分の夢でもある歌舞伎と映像の融合の第一歩になる、更なる可能性を感じる作品です。映像ならではの魅力が詰まった、歌舞伎NEXT『阿弖流為』を多くの方にご覧いただくことを心より願っています」とファンに思いを訴えている。
いのうえと中島が満を持して初めて歌舞伎に挑んだ今作では、染五郎が苦悩しながらも蝦夷(えみし)を率いる若きリーダー阿弖流為を演じている。今年8月に米ラスベガスにあるベラージオの噴水上で歌舞伎を披露するなど、常に新たな挑戦を続けているだけに、今回のシネマ版では躍動感あふれる映像美はもちろんのこと、公演では確認することのできない息遣いなどを通して、染五郎の気概を確認することができる。
また、阿弖流為に奇妙な友情を感じながらも蝦夷討伐へと向かう坂上田村麻呂を、「コクーン歌舞伎」や「平成中村座」など父・中村勘三郎さんから受け継いだものを形にしながら、来年9月には舞台・映画「真田十勇士」で主演を務める中村勘九郎が扮する。そして、阿弖流為を導く謎の女・立烏帽子は、来年「ETERNAL CHIKAMATSU」で現代劇に挑戦する中村七之助が息吹を注ぐ。
3人のほか、坂東彌十郎、市村萬次郎、片岡亀蔵ら豪華俳優陣が出演する。「阿弖流為<アテルイ>」は16年6月25日、東京・東劇、新宿ピカデリーほか全国で公開。
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