唐沢寿明、観客からの“夫婦関係”質問にタジタジ
2015年12月22日 18:30

[映画.com ニュース] 俳優の唐沢寿明が12月22日、公開中の主演映画「杉原千畝 スギハラチウネ」の大ヒットを記念し、外交ジャーナリストで作家の手嶋龍一氏とともに、東京・新宿バルト9で行われたティーチインに出席した。
映画は、第2次世界大戦時のリトアニアで日本政府の決定に背き、多くのユダヤ難民をビザで救った外交官・杉原千畝の半生を描いた。役柄に共感したセリフを聞かれた唐沢は、「『どんなことになってもついて来てくれるか』と奥さんに言うセリフは印象的。そこまでの気持ちを一緒に持ってくれる人が隣にいないと、決断もできないですから」と、小雪扮する杉原の妻・幸子の存在の大きさを語った。すると観客から「(妻の)山口智子さんもそうなのでは?」とプライベートに切り込んだ質問が飛び、唐沢は「どこかの記者の方じゃないですよね?」とタジタジ。「そこまでの深い決断は僕らのなかにはないです(笑)」と笑顔で答えていた。
さらに、今作で英語での演技に挑戦した唐沢に「海外進出は?」と期待の声が上がると、「(出演は)ギャラによるでしょうね(笑)」とおどけて会場の笑いを誘ったが、一方で「今回ポーランドの俳優と一緒にやって、日本の俳優ってどんなやつかという目で見ている。こいつだめだなと思われたら何語でしゃべってもだめ」と厳しい俳優の世界を明かす。その上で、「そういう緊張感があったので、海外の仕事があってもいいとは思う。近いから、まずはアジアの人とやってみたいな」と真摯な眼差しで今後の展望を語った。
また、唐沢の「今も難民問題がありますが、現在の外交官の方は杉原さんのような決断をできるのでしょうか?」という問いに、手嶋氏が「大変難しい、剛速球(な質問)」と苦笑いを浮かべるひと幕も。しかしすぐに、「最後は覚悟の問題。できるはずだ、とお答えしたい」とニッコリ。「外交官は『法律や本国の訓令によって行動している。選択の幅がない』と言う。でも第1次湾岸戦争が始まりクエート難民が発生するとき、国連難民高等弁務官であった緒方貞子さんは、国連の規則を変えさせてイラク国内の人々も難民として救済した。本人の意思があれば、厚い壁も打ち破ることができる」と熱く語った。
唐沢は、ポーランドロケを振り返り「エキストラの方もユダヤの方は、日本人を見つけるとスタッフにも、小雪ちゃんにも必ずお礼を言う。『助けて頂いてありがとう』と。それにすごく驚きました」と改めて杉原氏の偉大さに最敬礼。手嶋氏も、杉原氏のビザで命を救われた人の一族から、“日本人”ということで大切にされ、スクープをもらったことがあるとエピソードを披露していた。
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