吉永小百合&二宮和也、ラグビー五郎丸歩からのメッセージに感謝
2015年12月21日 17:00
井上ひさし氏による戯曲「父と暮せば」を基に、長崎に暮らす伸子と原爆で亡くなった息子・浩二の不思議な日々を描いた。21日現在で観客動員60万人、興行収入7億円を突破したことを祝し、この日は吉永と同じ早稲田大学出身のラグビー選手・五郎丸歩からのビデオメッセージが到着した。
大のラグビーファンである吉永が、同大学ラグビー部に毎年“牛1頭”の差し入れを贈っていることから、五郎丸選手は「ラグビーの母として吉永さんと接する機会があったことを、嬉しく思います」と謝辞を述べる。そして、「母と息子の温かいやり取りを見て、吉永さんは“日本の母”なんだなと感じました」とコメントが寄せられると、吉永は「大学のころから知っていますが、こんなに人気者になってもチャラチャラしないで、自分を持っている人。お忙しい中でコメントを頂けて、嬉しいです」といい、首を伸ばしてスクリーンを見上げていた二宮も、「こんなに長いこと、五郎丸選手を見上げることはなかったです。本物は大きいもんだなと、びっくりしました」と独特の表現で感謝していた。
今作はぴあの「初日満足度ランキング」で第1位を獲得しており、吉永と二宮演じる親子の情愛に評価が集まった。山田監督が「おふたりは雰囲気が似ていて、長年同じ屋根の下に暮らしたふたりなんだと、最初から文句なく漂っていた」と太鼓判を押すと、吉永は「会ったその日から、私の息子という気持ちになっていました」とニッコリ。その一方で、「それは映画の中だけなので、今日が二宮さんとお別れになるかもという寂しさを、しみじみとかみ締めています」と残念がり、二宮も「息子だと言ってもらえて、いろんなことを経験させていただきました。小百合さんが仰っているように、寂しくなるというのは一緒です」と明かしていた。
また、「親子で見に行きたい」という声も多く寄せられており、吉永は「私の知り合いの方で、お父さんと8歳のお嬢さんと見てくださった方がいます。ご自身とお嬢さんが同じところで泣いていたそうです」と告白。さらに、二宮も「僕と同じ若い世代からも、『親と見に行きたいと思った』という感想をいただきました。この映画が持っている強さだと感じます」と語っていた。
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