「マリメッコ」創設者の人生描く「ファブリックの女王」来年5月公開決定
2015年12月11日 19:30
[映画.com ニュース] 北欧を代表するファッションブランド「マリメッコ」の創業者アルミ・ラティアの人生を描いたフィンランド映画「アルミ・エラー!(原題)」が、「ファブリックの女王」の邦題で2016年5月に公開されることがわかった。
1951年の戦後間もないフィンランドで、ラティアは「マリメッコ」を立ち上げ、瞬く間に世界的なブランドへと成長させた。生地のデザインのみならず、人々のライフスタイルをも変えようとしたラティアのパワフルで波瀾万丈な人生を、世界中で愛されるデザインの数々とともにミンナ・ハープキュラ主演で描いた。
メガホンをとるのは、第56回アカデミー賞で外国語映画賞を含む4部門でオスカーを獲得した「ファニーとアレクサンデル」(1982)の製作総指揮を務めたヨールン・ドンネル。同ブランド初期の役員であったことから実際にラティアを知っており、今作の構想に50年を費やしたという。
「ファブリックの女王」は、16年5月から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国で順次公開。また、全国を巡回する国内初の大規模展覧会「マリメッコ展 デザイン、ファブリック、ライフスタイル 布からはじまる北欧のくらし」が、16年1月23日~3月27日に高知県立美術館、4月23日~7月11日に島根県立石見美術館ほかで開催を予定している。