シルビア・チャンが来日、チョウ・ユンファとの共演作「華麗上班族」を語る
2015年11月27日 15:00

[映画.com ニュース] ジョニー・トーが監督、チョウ・ユンファとシルビア・チャンが共演する「華麗上班族」が11月26日、東京・有楽町朝日ホールで開催中の第16回東京フィルメックス特別招待作品として上映され、シルビア・チャンが観客とのQ&Aを行った。
チャンが脚本・演出を手がけてきた舞台をミュージカル映画化。株式公開を目前に控えた大企業で、社長、中堅社員、新入社員と様々な立場の登場人物の欲望と愛憎が渦巻く様を描く。
作品の構想と映画化までの経緯を問われたチャンは「現代人の欲望とそれによって人間が変わっていくさまを描きたかった。ジョニー・トーが舞台を見て気に入ってくれて、映画化したいと言ってくれた。本当は私が監督をしたかった」と話す。
1980~90年代の香港映画でともに活躍したチョウ・ユンファとの共演について「お互い変わり、彼はより国際的になりました。お互い変わらないのは映画が好きだということ。残念だったのは、共演シーンが少なかったので、今後機会があればもっと同じシーンの多い作品に出たい」と意欲を語った。
ウォン・カーウァイ作品で知られるウィリアム・チャンが美術を担当し、近未来的なオフィスをスタジオに作って撮影した。「監督のアイデアで、大都会のオフィスが舞台になっている。現代社会はプライバシーがなく、秘密は心の中に置いておくしかない。ということで、なんでも見える透明なオフィスのセットになりました。上昇志向を表すような大階段は、舞台版でも使っていました」と舞台の設定について説明した。
第16回東京フィルメックスは、11月29日まで東京・有楽町朝日ホールほかで開催。
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