加藤茶が選ぶ“ハッピーエンド”は「笑ってもらいながら見送ってもらいたい」
2015年11月24日 17:00

[映画.com ニュース] 第71回ベネチア国際映画祭で観客賞を受賞したイスラエル映画「ハッピーエンドの選び方」の公開直前イベントが11月23日、都内で行われ、タレントの加藤茶とIMALUが出席した。
尊厳死を題材にした本作は、シャロン・マイモン監督とタル・グラニット監督が日本映画の「おくりびと」(2008)に影響を受けたと語るヒューマンドラマ。イスラエル・エルサレムの老人ホームを舞台に、発明好きな老人ヨヘスケル(ゼーブ・リバシュ)が、親友の頼みで発明した「自らスイッチを押して苦しまずに最期を迎える装置」が巻き起こす騒動をコミカルに描く。予想外の事態にヨヘスケルが困惑するなか、共にホームで暮らす妻レバーナ(レバーナ・フィンケルシュタイン)に認知症の兆候が表れ、夫婦は人生の岐路に立たされる。
作品を鑑賞した2人は、「重たいテーマだが、笑わせるツボがある。本当なら不謹慎と言われそうな、死と笑いをうまく結びつけた本(脚本)を書いた人はすごいね」(加藤)、「心にスーッと入ってくるし、胸がキュンとするシーンもある」(IMALU)と太鼓判を押した。自身が望む“ハッピーエンド”を聞かれると、加藤は「人に笑ってもらいながら見送ってもらいたいよね。ネタを考えてから死にます」とコメディアンらしい発言。45歳下の妻・綾菜さんについて「俺が死んだ後で、誰かいい人と出会ったら、再婚してくれと言ってある」と“遺言”を伝えていることを明かした。
また、04年に他界した「ザ・ドリフターズ」のリーダー、いかりや長介さんとの思い出にも触れ「亡くなる1カ月くらい前に、メンバー4人に直接『ガンだから』と伝えてきた。こちらとしては、4人になったドリフの活動をどうするか考えましたよね」と振り返った。
一方、IMALUは「うちの両親(明石家さんまと大竹しのぶ)は、まだまだしぶとく生きそうですね」と話し、「一緒に暮らす93歳になる祖母に認知症があるので、映画を見ていろいろ考えさせられました。とても元気で、足腰も強くてご飯もたくさん食べるんですが」と思いをはせていた。
「ハッピーエンドの選び方」は、11月28日から全国公開。
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