笹野高史、初主演映画「陽光桜」公開に誇らしげ「心して演じた」
2015年11月21日 15:10

[映画.com ニュース]俳優の笹野高史が主演の映画「陽光桜 YOKO THE CHERRY BLOSSOM」が11月21日、東京・丸の内TOEI2で封切られた。笹野は、共演の的場浩司、宮本真希、高橋玄監督らと初日舞台挨拶に臨んだ。
俳優として40年以上のキャリアを誇る笹野だが、初の単独映画主演作。総勢13人が顔をそろえたステージの中央に立ち、「せん越ながら主演を務めさせていただきました。願いはひとつです。ご近所の方々にご吹聴ください」と笑顔でアピールした。
教え子たちを戦争に送り出したという自責の念から、反戦の願いを込めて桜の新種開発に人生をささげた実在の教師・高岡正明氏を演じた。「日本人として誇るべき方。心して演じさせていただいた」と神妙な面持ちで語った。
撮影は高岡氏の故郷・愛媛でオールロケを行い、「毎日毎日が楽しかった。方言も、私は淡路島出身ですので四国は近いですから苦労しなかった。ただ、朝から晩までロケ弁ばかりで、あったかいものが食べたいなあと思っていました」とジョーク交じりに述懐。息子役の的場は逆に「伊予弁はえらいこっちゃでした。地元の人には良かったと持ち上げてもらったけれど、苦い笑顔をしている人が多かった。でも頑張ったので」と自らに言い聞かせるように話した。
宮本は愛媛出身で、「地元でのロケは初めてだったので、私にとってとても感慨深い作品になりました」としみじみ。高岡氏の青年期を演じた笹野の長男・ささの翔太も、「素敵な作品に関われてうれしい」と、父との“2人1役”を振り返った。
高橋監督は、原作となったノンフィクションも自ら執筆するほど高岡氏にほれ込み、「この作品の本当のエグゼクティブ・プロデューサーは高岡正明さん。奇跡的なう余曲折を経てこの日を迎えることができた」と感激の面持ち。製作過程を話しているうちに、こみ上げてくるものを抑えきれず涙する姿に、会場から温かな拍手が送られていた。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

大量殺戮の容疑者は、妻と4人の部下
【ネタバレ厳禁の超一級サスペンス】全感覚を研ぎ澄ませろ――スパイによる究極のスパイ狩り
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

“地球で最も危険な仕事”を知ってる?
【驚がくの実話】ヤバい、ヤバすぎる…生存確率0%からの生還に挑む超高評価作
提供:キノフィルムズ

すっげぇ楽しい超刺激作
【めちゃ笑った】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

映画を変えた“伝説の映画”
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった
提供:ディズニー

本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です
【ラスト5分の余韻が、あなたの生涯に影響する】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント