小泉今日子&二階堂ふみ、母娘役で初共演!前田司郎監督作でダブル主演
2015年11月19日 06:00

[映画.com ニュース] 女優の小泉今日子と二階堂ふみが、前田司郎監督の「ふきげんな過去」で初共演し、母娘役でダブル主演を務めることが発表された。
劇団「五反田団」を主宰し、作家、演出家、俳優とマルチに活躍する前田監督が「ジ、エクストリーム、スキヤキ」に続いて放つ、完全オリジナル脚本による監督作第2弾。死んだはずの未来子(小泉)と、女子高生の果子(二階堂)のひと夏の物語を通し、ここではない世界を求めては孤独になってしまう人たちの滑稽さと、家族だからこその辛らつな愛情表現を描き出す。
大都会と下町が隣接する北品川の食堂で暮らす果子(二階堂)の前に突然、18年前に死んだはずの“伯母”未来子(小泉)が「あたし生きてたの」と戻ってくる。ある事件を起こして前科持ちになってしまった未来子の登場に慌てふためく家族と、自分の部屋に居候する図々しい未来子に苛立ちを隠せない果子。本当の母親だという未来子の出現により、ただやり過ごすはずだった退屈な夏が特別な時間に変わる。
小泉は二階堂との共演を「演じている時のプロフェッショナルなところと、21歳の素のままの女の子が共存していて、とても嬉しかったです」と楽しんだ様子で、一方の二階堂も「素敵、という言葉が何よりも似合う方」と心酔。独特の“前田ワールド”についてはそれぞれ、「数ミリ宙に浮いているような不思議な世界観のなか、宝島を目指す夏休みの冒険のような物語」(小泉)、「遠い耳鳴りのような感覚になるキャラクターと、ゆがみと心地よさが混合する不思議な現場でした」(二階堂)と振り返る。
脚本を兼ねた前田監督は、「爆弾を作って爆発させることはあまり褒められたことじゃないし、それで誰かを傷つけたとしたら、許されざる犯罪です」といい、「僕は爆弾を作らないけど、爆発させたい気持ちがないこともない」と語る。「でも、爆発させる人と、させたい人の間には大きな隔たりがあり、小泉さんなら爆発させる側の人間を演じることが出来る気がした。二階堂さんは、その大きな隔たりの上に立ち、苛立ちの火花で今にも導火線に火をつけそうな少女の目をしていると思った」と、ふたりの起用理由を説明する。続けて「過去と未来、正気と狂気、此岸と彼岸、そして生と死や全ての交わらないものを、ぐちゃぐちゃに混ぜるためには爆弾が必要な気がすると、そんなことを考えながら作った映画です」と述べた。
撮影は8月12~31日に行われており、11月下旬に完成予定。キングレコードが企画を担当し、製作を務める東京テアトルが同社の創立70周年記念作品の1作品として配給する。2016年夏、東京・テアトル新宿ほか全国で公開予定。
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