「NGは1回もない!」共演したアンドロイドの連呼に「さようなら」主演女優タジタジ
2015年11月13日 21:00

[映画.com ニュース] 世界で初めて人間とアンドロイドが共演する映画「さようなら」で使用されたアンドロイド「ジェミノイドF」と、主演を務めたブライアリー・ロングの対談映像が公開された。
「ほとりの朔子」(2013)の深田晃司監督が、劇団・青年団を主宰する平田オリザ氏とアンドロイド研究の第一人者である石黒浩氏(大阪大学教授・ATR石黒浩特別研究所客員所長)が共同で製作した演劇作品を映画化。舞台は、原子力発電施設の爆発によって国土のほとんどが放射性物質に汚染された近未来の日本。国民が次々に国外へ避難していくなか、難民である女性・ターニャ(ロング)と、その生活をサポートするアンドロイドのレオナ(ジェミノイドF)は町に取り残され、静かに最期の時を迎える。
映像は、「映画.comの読者の皆さん」とジェミノイドFが挨拶するところから始まる。ジェミノイドFは初めてとなる映画出演を振り返り「映画の撮影は舞台のようにライブではないので、じっくり役作りができました」と余裕のコメント。舞台版でもジェミノイドFと共演しているロングは「すごく現場慣れされていて、私もおかげさまで安心できました」とその存在感に太鼓判を押しつつ、「深田監督はカットが長くてセリフが大変じゃなかった?」と切り込む。それに対しジェミノイドFは「私は1回もNGは出しませんでした」と言ってのけ、「あれ、そうだっけ?」と首をかしげるロングにかぶせ気味に「私は1回もNGは出しませんでした」と繰り返す。
ジェミノイドFの独走はこれにとどまらず、深田監督に対しては「アンドロイドの私にオファーをしてくれるなんて、変わった監督だなと思いました」、「撮影中に深田監督にはご迷惑をおかけして……」と謙遜するロングには「そうですね」と歯に衣着せぬコメント。そのたびにあ然とするロングとのギャップが笑える映像となっている。
第28回東京国際映画祭で上映され、英テレグラフ紙ほか、海外のメディアからも演技が称賛されたジェミノイドFは、「映画を見ていただくと、私のようなアンドロイドが身近にいるのはそう悪いものではないと感じていただけると思います。人間同士の演技とはひと味違う、人間とアンドロイドの共演にご期待ください」と自信をあらわにした。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ