佐藤浩市、「温かく育ててほしい」と甘える本田翼にあきれ顔!?
2015年11月7日 16:07
[映画.com ニュース]直木賞作家・桜木紫乃氏の小説を佐藤浩市と本田翼の共演で映画化した「起終点駅 ターミナル」が11月7日、全国200館で公開。佐藤と本田をはじめ、尾野真千子、篠原哲雄監督が舞台挨拶に立った。
映画は、北海道・釧路を舞台に、愛した女性を死に追いやった悔恨にさいなまれる国選弁護人・鷲田完治(佐藤)が、ある秘密を抱えた女性・椎名敦子(本田)の弁護を担当したことをきっかけに、両者が心を通わせていくさまを描く。
佐藤と本田は本作が初共演。本田がメインとなる映画の重要なシーンの撮影を、佐藤の配慮により、当初予定していた初日から最終日にずらしたエピソードが明かされると、佐藤は「いろいろ経験してからの方がいいかと。さすがに初日はかわいそうかなと思い、僭越(せんえつ)ながら監督に提示させていただきました」と照れながら振り返った。一方の本田は、「佐藤浩市さんの優しさを感じました」と感謝を口にしながらも、「逆に最終日になったので、いい芝居をしないと佐藤さんに顔見せできないなというプレッシャーもありました」と告白した。
そういった細かな配慮をはじめ、大先輩・佐藤から役者として多くを学んだという本田。だが司会が、「初日を迎えて、いよいよ佐藤さんから巣立つ時ですね」と声をかけると、本田は「まだ巣立つ気はありません」ときっぱり。本田が「まだ温かく育ててほしい。出ていけと言われるまでは巣立ちません」と佐藤にほほ笑みかけると、佐藤は「意外にぬるま湯好きですからね」とあきれながらも、笑っていた。
またこの日は、本田が手作りした北海道の人気料理・ザンギ(鶏肉の揚げ物)を佐藤にサプライズでプレゼントするひと幕も。本田は、モニターに映し出される自身の料理風景を指差し「佐藤さんはウスターソースを使っていましたが、私は塩麹をお肉にもみ込みました」「ジューシーに仕上げるため2度揚げしました!」と猛アピール。劇中に出てくる完治の手料理を全て手作りし、ザンギに至っては撮影の前日から下味をつけるなど、プロ級の料理の腕前の佐藤は、「手つきがあぶなっかしい」「さっきからすごい誇らしげに説明するね……」と期待薄な様子だったが、サンギを口にすると「冷えてるけど、十分に美味しい。冷たくてもしつこくないのは2度揚げの成果だね」と絶賛。さらに尾野、篠原監督からも「おいしい!」と太鼓判を押されると、本田は満面の笑顔でガッツポーズしていた。
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