アンドリュー・ガーフィールド主演作「ドリーム ホーム」公開決定
2015年11月2日 10:00

[映画.com ニュース] アンドリュー・ガーフィールド主演の社会派サスペンス「99 Homes」が、「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」の邦題で2016年1月30日から公開されることが決定した。
本作の基盤となっているのは、ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・E・スティグリッツが著書「世界の99%を貧困にする経済」の中で提唱した、「世界中の富の4分の1をたった1%の最裕福層が所有しており、残り99%は貧困である」という説。住宅ローンの返済不能により家を差し押さえられた人々の事実をもとにしながら、リーマン・ショック後の米国を舞台に、金、欲望、モラルの狭間で人生を狂わせていく男たちを描き、第71回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品された。
「アメイジング・スパイダーマン」シリーズで人気ヒーローを好演したガーフィールドが、家を失い家族を守るために道を踏み外す主人公を演じ、「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」や「テイク・シェルター」で独特の存在感を放ったマイケル・シャノンが冷酷な不動産ブローカー役で対じする。ふたりの迫真の演技は、敵対する男たちが共謀者へと転じ一線を踏み越えてしまう危うさと緊迫感にさらなるスリルをもたらした。
無職のシングルファーザー、デニス・ナッシュ(ガーフィールド)は、ある日突然、長年暮らしてきた家から強制退去させられる。家族の思い出が詰まった家を何としてでも取り戻したいナッシュは、自分たちを追い出した不動産ブローカーのリック・カーバー(シャノン)の儲け話に食いついてしまう。それは、法の穴を抜け、銀行や政府、住宅ローンを返済できない人々を巧みに操り、家を差し押さえて大もうけするというビジネスだった。母親と息子に真実を言えないまま人々を破綻させ大金を稼いでいくナッシュは、やがて自身も大きな代償を払わなければいけないことに気づく。
「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」は、16年1月30日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国で順次公開。
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