「セサミストリート」に自閉症のキャラクター登場 発達障害への理解を啓蒙
2015年11月1日 19:45

[映画.com ニュース] 米長寿子ども向け教育番組「セサミストリート」に、自閉症を持つキャラクターが初登場した。
ジュリアという名前の女の子で、セサミストリート・ワークショップが新たに自閉症に特化して立ち上げたイニシアチブ「Sesame Street and Autism: See Amazing in All Children」(http://autism.sesamestreet.org)のシンボルキャラクターとして、当面は同ウェブサイト上のデジタル絵本「We’re Amazing, 1, 2, 3!」を中心に活躍する。また、マペットのエルモやグローバー、アビーたちがジュリアをサポートすることがわかっている。
自閉症の子どもはそうではない子どもと比べて、5倍もいじめに遭いやすくなるという。専門家と相談しながら、3年の準備期間を経て立ち上がった同イニシアチブは、自閉症への理解を高め、自閉症児とその家族、そして彼らのケアをする人たちをサポートすることを目的としている。
デジタル絵本や自閉症のアーティストが作った紹介ビデオ、テーマソングなど、いずれも自閉症児の視点からその行動を子どもにもわかりやすく説明していることが特徴で、一貫して「子どもたちはそれぞれに違った個性を持つが、みな特別ですばらしい存在である」というメッセージを伝えている。
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