ドミニク・サンダが美しい!「暗殺の森」デジタルリマスター版で1週間限定上映
2015年10月27日 10:00
ベルナルド・ベルトルッチ監督の「暗殺の森」デジタルリマスター版が、10月31日から新宿武蔵野館で1週間限定レイトショー上映される。
「ラストタンゴ・イン・パリ」「ラストエンペラー」で世界的に知られるベルトルッチ監督が、アルベルト・モラビアの「孤独な青年」を原作に、過去の罪に捕われファシストにならざるを得なかった男の悲哀をジャン=ルイ・トランティニャン主演で描いた。ベルトルッチ監督の日本初公開作で、公開から40年以上経た現在も“最高傑作”の呼び声が高い。
第2次世界大戦前夜のヨーロッパを舞台に、幼少期の性的トラウマを抱える青年がファシストの暗殺者へと変貌を遂げる様、好奇の目にさらされながらも優雅に踊る女同士のダンスシーン、雪の降り積もった森での暗殺シーンなどベルトルッチと名匠ビットリオ・ストラーロのコンビが描く映像美が見どころ。ロベール・ブレッソン監督の「やさしい女」(1969)でデビューした、女優ドミニク・サンダは、本作の出演がきっかけで大ブレイクした。