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Netflix初の劇場用映画、キャリー・ジョージ・フクナガ監督らが会見

2015年10月24日 17:35

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キャリー・ジョージ・フクナガ監督(右)と Netflix.K.K.代表取締役社長グレッグ・ピーターズ
キャリー・ジョージ・フクナガ監督(右)と Netflix.K.K.代表取締役社長グレッグ・ピーターズ

[映画.com ニュース] Netflixが初めて手がける劇場用映画「ビースト・オブ・ノー・ネーション」のキャリー・ジョージ・フクナガ監督、Netflix.K.K.代表取締役社長グレッグ・ピーターズが来日し、TOHOシネマズ六本木ヒルズで10月24日に会見した。本作は16日から世界配信されており、この日、第28回東京国際映画祭パノラマ部門で上映された。

ナイジェリア在住の作家による同名小説を、「闇の列車、光の旅」のフクナガ監督が、イドリス・エルバ主演で映画化。ごく普通の少年がゲリラ兵に変貌していくさまを少年の目線で描いた。子役のアブラハム・アターが、ベネチア国際映画祭で新人賞に相当するマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した。

フクナガ監督は、学生時代に歴史と政治学を専攻しており、西アフリカの資源をめぐっての戦争に興味を持ったことが本作製作のきっかけになったと明かす。「映画学校に入学し、3年がかりでリサーチし、その後(原作)小説を読んで感銘をうけ、自分のリサーチと重なったものがあったので10年以上かかって完成させました」と振り返る。

ゲリラ兵になるアグー役に演技経験のなかった少年アブラハム君を起用したことについては「撮影をガーナで行うと決めた段階で、現地の子どもを起用したいと思っていました」といい、アブラハム君がサッカーをしているところをスカウトした。「弁の立つ利発な青年で、とても努力しました。一人の少年の変わりゆくさまを描いているので、それを実にうまく演じたと思います」と絶賛。「映画を見た後に、主人公の少年の気持ちを考えて、新聞で読むような感想ではなく、身近な人の物語のように感じ取っていただければ」と呼びかけた。

映画の完成後、Netflix初のオリジナル劇場作品としての公開が決定した。ピーターズ社長は「非常に優れたヒューマンドラマです。自分の考えを変えられるような感動する作品なので、6900万人のNetflixの会員にも同じ体験をしてほしい」と語る。

劇場公開とネット配信を同時に行うことについて、「我々はユーザーにできるだけ多くの作品を見る機会を提供したい。映画館で素晴らしい映像を体験する人もいるが、その機会がない人にもネットで最先端のテクノロジーで作品を楽しんでほしい、多くの人に、多くの選択肢を提供したいのです」とサービスをアピール。今後の劇場用作品については「早い段階から製作者といろいろなやり方を模索して、追求していきたい」とした。

ビースト・オブ・ノー・ネーション」はNetflixで配信中。

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