内田裕也、昭和天皇演じた本木雅弘に賛辞「俺はよくやったと思う」
2015年10月18日 16:10

[映画.com ニュース] かつての仲間に裏切られた熱血中年ロックンローラーの姿を描く「魚からダイオキシン!!」(1992)が10月17日、京都で開催中の京都国際映画祭2015で上映され、主演・脚本を務めた内田裕也がイオンシネマ京都桂川での舞台挨拶に出席した。
同映画祭では、16日に内田が主演した映画「エロチックな関係」を上映。その際の舞台挨拶にも登壇した内田だが、「めちゃカッコいいなという映画を上映しましたが、観客が13名しかいなくて、俺頭きちゃってね」と“裕也節”をさく裂させた。この日は満場の客席からの喝さいを浴びて登場しただけに、内田は「いずれ新作を作ったら、その時はオールスター(キャスト)でここに来て、客が劇場に入りきらないくらいをやってやろうと、かたく誓っております」とご機嫌に次回作への意欲を見せた。
本作には、娘婿にあたる本木雅弘がパンク青年・KENJI役で出演しており、内田は「後年、娘と結婚する本木雅弘との初めてのコラボです」と説明した。さらに、本木が昭和天皇を演じた「日本のいちばん長い日」(2015)に言及し、「ぜひ見てやってほしいと思います。どうしてかというと、映画で天皇を正面からとらえたことがない」と猛アピール。「本木とは会っていないですが、ちゃんと銀座のマリオンにお金払って見に行きました」と振り返り、「俺は(本木は)よくやったと思うけどね」と賛辞を送っていた。
また、「魚からダイオキシン!!」については、「軍艦島オールロケという大胆な発想で、監督に宇崎竜童くんを迎えて、ロックンロールムービーとして成立した」と胸を張る。続けて「長崎から船をふたつもみっつも乗り換えて、電源もないから太陽がかげると撮影が中止。大変な撮影でしたが、スタッフのおかげで出来たと思っています」と製作陣への感謝をにじませた。そして最後に、「内田裕也にとって、ロックンロールとは?」と問われると、「俺もわかりません」と明かし、客席を喜ばせていた。
ロックンローラーのYUYAは、東京都知事選を駆け抜けていたが落選。その後、渡米するも、旅先で出会ったクルド人ミュージシャンを日本へ紹介するために帰国することに。しかし、かつての仲間だったNAKANEはYUYAを煙たがり、元恋人のASAMIを薬漬けにしていた。その事実を知ったYUYAは、激しい怒りと失望をおぼえる。
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