「SCANDAL」初ワールドツアーにカメラ密着で「カットしてきた部分見せた」
2015年10月17日 23:55
[映画.com ニュース] ガールズバンド「SCANDAL」が今年行った初のワールドツアーに密着したドキュメンタリー映画「SCANDAL “Documentary film『HELLO WORLD』”」が10月17日、全国29スクリーンで公開初日を迎え、メンバーのTOMOMI、HARUNA、RINA、MAMIが東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われた舞台挨拶に出席した。
今作は、9の国と地域で41公演を行ったワールドツアーのうち、8の国と地域で開催された10公演に密着。メキシコ公演では、メンバー同士の感情のぶつかり合いが発生し、その模様も映画に収められているという。RINAは、「今までならカットしてきた部分かもしれないけど、勇気をもって入れようと思えた」といい、「リスナーにちゃんとどういう出来事があって、どういうライブをしてきたかっていう、海外の様子を見てもらいたかった。持って帰って来たかったんです。ワールドツアーというものを」と真摯に語った。
続けて、このワールドツアーを経験したおかげで「曲を書くスピードはめっちゃ速くなった」といい、「今は1日休みがあったら1曲仕上げようというのを目標にやっている。私たちは4人とも作詞作曲をするので、カケラができたらメンバーに送る。ワールドツアー中にそのやり取りが増えてきて、終わってからはその曲作りの仕方がスタンダードになっています」とアーティストとしての成長をうかがわせた。
最後には、「1カ月ずっと密着してもらっていたので、いろんな心が動いている瞬間が映っていると思います」(TOMOMI)、「私たちにとってもすごく大事なツアーになった様子を、しっかりと見届けてもらえれば嬉しい」(HARUNA)、「やっぱりライブを1番大切にやっていきたいなと思います」(RINA)、「ステージの上に立っている私たちではない私たちの、『SCANDAL』というグループへの向き合い方が映っていると思います。自信作です」(MAMI)とそれぞれ存分に映画をアピールしていた。