アメリカの怪獣ファン熱狂!NYコミコンで「ガメラ」生誕50周年記念映像を上映
2015年10月9日 19:20
[映画.com ニュース] KADOKAWAの人気特撮シリーズ「ガメラ」の生誕50周年記念イベントが10月8日(現地時間)、米ポップカルチャーの祭典「ニューヨーク・コミコン2015」で行われ、「GAMERA」と銘打たれた特別映像がお披露目された。
イベントにはアメリカの怪獣ファンが多数詰めかけ、上映後は拍手と歓声の嵐。メガホンをとった石井克人監督は、「ガメラは角川映画のなかでも1番大事なキャラクターなので、新作映像を手掛けるのは緊張しました。自分でプロジェクターを買って、怪獣映画の研究をしたりもしました」と製作の苦労を明かし、「皆さんに喜んでもらうために作ったので、笑顔を見ることができて本当によかった」と喜びを語った。
「鮫肌男と桃尻女」「茶の味」などで知られる石井監督は、クエンティン・タランティーノ監督作「キル・ビル」のアニメーションパートを手がけた実績を持つ。企画・プロデューサーの菊池剛は、「石井監督はアニメーションもライブアクションも両方得意な監督で、巨大で繊細なタッチのガメラが表現できると確信していました」と監督の手腕を絶賛。さらに「新たなガメラを生み出したことで、あと50年はガメラが生き続けると信じています」と語った。
10月9日にオープンした「ガメラ生誕50周年」WEBサイト(http://www.gamera-50th.jp/)では、ショートバージョンの映像が公開中。また第28回東京国際映画祭で「ガメラ」シリーズ4作品が上映される際には、本映像が日本初公開される。なおKADOKAWAは、「GAMERA」新プロジェクトの企画を予定しており、内容は随時発表される。