ラテンビート映画祭オープニング、グアテマラ映画の監督「ありがとう、東京」の真意は?
2015年10月8日 20:40

[映画.com ニュース] 「第12回ラテンビート映画祭」が10月8日、東京・新宿バルト9で開幕した。スペイン語圏の最新作を紹介する映画祭で、オープニングセレモニーにはワールドプレミアとなるドキュメンタリー「バルセロナ3D 炎のバラ」のプロデューサー、ベルナ・エリアス・リスボナ、「Closed Rooms」の主演女優アドリアーナ・ウガルテらが登壇した。
「バルセロナ3D 炎のバラ」は、1992年のバルセロナ五輪に合わせ製作された40分ほどの短編が企画のベース。日本語のナレーションは女優の菊地凛子が務めており、リスボナは「観光地から全く知られていない場所まで、そこに住む人々、取り巻く環境を描くことに挑戦した。ナレーションは各国でバルセロナゆかりの人が担当しており、英語版はウディ・アレンがやっている」と説明した。
今年6月から今月4日までNHKで放送されたドラマ「情熱のシーラ」の主演としても知られるウガルテは初来日で、「日本に来られてうれしいです。皆さん、とても優しいです」と日本語で挨拶。グアテマラ映画としては日本初上映となる「火の山のマリア」のハイロ・ブスタマンテ監督は、「これだけ多くの人が住んでいるのに、秩序が保たれているのに驚いた。昨夜、ホテルに戻った時に財布を忘れたのに気付いて警察に行ったら、既に届けられていた。現金もクレジットカードも無事だった。ありがとう、東京」と感激していた。
「第12回ラテンビート映画祭」は今月12日まで新宿バルト9で。以降、10月23~25日に大阪・梅田ブルク7、10月30日~11月1、3日に横浜ブルク13で開催される。
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