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高橋ヨシキ&中原昌也、傑作ホラー「悪魔のいけにえ」を改めて絶賛「一種の完全な映画」

2015年10月5日 13:40

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高橋ヨシキ氏と中原昌也氏
高橋ヨシキ氏と中原昌也氏

[映画.com ニュース]日本での劇場公開40周年を記念し、最新リマスター版で復活したトビー・フーパー監督の傑作ホラー映画「悪魔のいけにえ」の特別上映イベントが10月4日、東京・新宿ピカデリーで開催された。この日は「劇場に響き渡る自動のこぎりの轟音上映会」と銘打たれ、同作を愛してやまないアートディレクターの高橋ヨシキ氏と映画評論家の中原昌也氏がトークショーに出席した。

米テキサスの片田舎を旅行中の若者たちが、人の皮をかぶり電動のこぎりを振り回す殺人鬼“レザー・フェイス”に襲われるさまを描いた。アメリカの独立系映画の在り方を変革させ、数々のホラー映画に影響を与えた“金字塔”との呼び声が高い。同作の7.1ch版が日本で上映されるのは初の機会とだけあって、客席は熱心なファンで満場となった。

高橋氏は、「今日の日付に意味があるらしく、アメリカのテキサスで公開されて、今日がちょうど41年目だそうです」と話し、「一種の完全な映画。何も言うことが見つからない、そのくらいすごい」と改めて大絶賛。一方の中原氏は、音響について言及し「トビー・フーパーの作った変な音響に、(サリー役の)マリリン・バーンズの絶叫がかき消される感じが、聞いていてすごく好き。今回の7.1chでどうやって分離されているのか、興味ありますね」と期待を寄せた。

さらに、今作の“予測不可能性”に触れた高橋氏が、「ホラー映画でもなんでも、カメラの動きなどから次の展開とまではいかなくても、『こういうことでしょ』みたいなことがある程度うっすら見える。でもそれが、今作では本当にない」とその衝撃を語れば、中原氏も「『被害者と加害者の垣根がなくなって興奮状態』というのを、ここまで極端にとらえている映画は他にない」と同調。そして中原氏が「基本的にフーパーの映画、全部クールですけど、それがどういう精神からきたものかすごく興味があります」と明かすと、これを受けた高橋氏は「フーパーも、殺伐とした少年時代だったらしいですよ。モーテルを経営しているおじさんかなんかに預けられて、銃撃戦が始まったときがあったそうで、子どもの時大変だったと言っていました」と監督の過去を説明していた。

4Kスキャニングリマスター版「悪魔のいけにえ」は、10月24日から東京・渋谷HUMAXシネマほか全国で順次公開。11月4日には、新たな字幕・日本語吹き替えと7.1chの音声を追加したブルーレイが、7500円(税別)で発売される。

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