“レミゼ”の美声再び!ラッセル・クロウがカーペンターズ「Close To You」を歌う
2015年10月2日 13:15

[映画.com ニュース] 「幸せのちから」(2006)のガブリエレ・ムッチーノ監督作「パパが遺した物語」で、主演のラッセル・クロウが子役のカイリー・ロジャーズと共に歌声を披露する本編映像が公開された。カーペンターズの名曲「Close To You」をしっとりと歌い上げ、親子の絆を象徴するシーンとなっている。
交通事故を起こして妻を亡くし、自らも後遺症に苦しむ小説家のジェイク(クロウ)と娘ケイティ(幼少期:ロジャーズ)。7歳の娘を育て上げるため、病と闘う父の姿を描く“過去”と、20年後、過去のトラウマから人を愛せなくなってしまったケイティ(アマンダ・セイフライド)の“現在”を対比させて描く。
公開された映像は、ジェイクとケイティが仲良く机に向かい、ジェイクはタイプライターで執筆、ケイティはお絵かきを楽しんでいるというシーン。ジェイクは、「Close To You」を歌う娘をいとおしそうに眺めながら、優しく語り掛けるようにデュエット。力強さや哀愁が際立っていた「レ・ミゼラブル」(12)の歌声とはひと味違い、娘を大きな愛で包む父親の姿を印象付けるクロウの演技と歌声を楽しめる。劇中では大人になったケイティの思い出の曲として「Close To You」が流れる場面も描かれ、今回公開されたのは本編での最重要シーンの1つといえる。また、ジェイクが「新しい本を書いてる。おまえの話だ」とケイティに書きかけの小説を見せたところ、「私たちの話にして!」とせがまれ、「おまえは天才だ」と歓喜する姿も描かれる。
このシーンは、もともと脚本ではザ・ローリング・ストーンズの「Wild Horses」を歌う設定になっていたところを、撮影が始まってからクロウがこの曲を提案したという。クロウは「キャラクターの年齢設定や、父と娘がつながれるような歌を探しているとき、他にもいくつかあった候補の中から、ふっと『Close To You』が思い浮かんだんだ。想像以上に重要なシーンになったね」と明かした。一方、ムッチーノ監督は本シーンをお気に入りの1つとして挙げ、クロウの演技力に魅せられたと語る。「ラッセルは、あまりリハーサルをしないプロ意識の高い俳優で、セットに入った瞬間にマジックを起こしそうな雰囲気を出します。それをすべて切り取ろうと思い、3台ものカメラを導入して撮影に臨みました」。
「パパが遺した物語」は、アーロン・ポール、ダイアン・クルーガー、ブルース・グリーンウッドらが脇を固める。10月3日から全国公開。
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