野村萬斎、悪役の楽しさ語るも「よい子はしないで」と子どもたちに呼びかけ
2015年9月26日 17:45
[映画.com ニュース]狂言師で俳優の野村萬斎が9月26日、東京・二子玉川ライズで開催中の親子向けイベント「mama fes」で行われた、3DCGアニメーション映画「GAMBA ガンバと仲間たち」のトークイベントに出席した。
主人公ガンバの敵・白イタチのノロイの声を担当し、初めての悪役に挑戦した野村は「楽しいです。人間じゃなくてイタチですから。ごっこ遊びの極地。悪いイタチは魅力的で快感」と大満足の様子。役のイメージを「怖いだけじゃなくて魅惑的。怖いけど覗いてみたくなるような」とノリノリで説明したが、「よい子のみんなはそういうことしないでね(笑)」と付け加えて会場の笑いを誘っていた。
また、1男2女の父親である野村は「まだ一緒には見ていないので、3Dで見ようと思っています」とニッコリ。集まった“ママ”たちを「ご苦労様でございます」と労い、「一緒に泣いたり笑ったりして絆を深める契機になれば」と映画をアピールした。
さらに、イタチの衣装を身にまとった“イタチキッズ”が劇中さながらのダンスを披露すると、「内緒で見た練習シーンのビデオよりもずいぶん進歩していた。たくさんお稽古したんだね」と感心。今日から都内を運行するノロイをメインに据えた今作のアドトラックを、イタチキッズと笑顔で見送っていた。
「GAMBA ガンバと仲間たち」は海に憧れる小さな町ネズミ・ガンバが、悪い白イタチのノロイに襲われた島ネズミたちを助けるため、仲間とともに力を合わせて立ち向かっていく姿を描いた。10月10日全国公開。