大島優子、ほろ酔いの大倉孝二を叱責!「グニャグニャしてますよ」
2015年9月22日 19:05
[映画.com ニュース]女優・大島優子が約6年ぶりに映画主演を果たした「ロマンス」(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が9月22日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、大島をはじめ共演の大倉孝二、タナダユキ監督が出席した。
主人公・鉢子役の大島は、「公開されても舞台挨拶ができるということを、とても嬉しく思っています」と感無量の面持ち。そして「公開されたら、(作品を)皆さんに明け渡すものだと思っていました」といい、「タナダさんとも大倉さんとも会えないんだなと寂しかったんですが、またこうしておふたりと会うチャンスもできました」と明かす。タナダ監督も、「公開されて3週間後に、キャストの方々との舞台挨拶は、私も初めてです」と喜びを語った。
会場には本作を6回鑑賞したという観客の姿もあり、大島はリピーターに「何度も見たいというのは、内容的に自分のなかに溶け込みやすく、すんなり受け入れられる気持ちよさのある映画ということですよね。それをまさに体現してくれているというのが嬉しいですね」と感謝。しかし、大倉が「すごいですね。俺、1回も見てないです」とあっけらかんと話すと、大島は「見てないんですか!? うわ、あり得ん!」と苦笑いを浮かべた。
そんな大倉は、自身が演じた胡散臭い男・桜庭との共通点を聞かれ、「ダメだっていうのは共通点ですよね。今日(舞台挨拶が)あるっていうのがわかっているのに、若干、酒が残ってますからね」とほろ酔い気味に告白。さらに、タナダ監督がクランクアップ後に執筆した小説版「ロマンス」について、「小説版、すごく良かった。これを読んでから撮りたかったなと思った。そうすればもうちょっとうまく演技できたのに」とぼやいたが、大島から「(撮影中は)できてなかったって言ったじゃないですか。酔ってます!? 大丈夫ですか、グニャグニャしてますよ!」と叱責されていた。
映画は、小田急電鉄ロマンスカーのアテンダントとして働く鉢子が、映画プロデューサーを自称する桜庭にそそのかされ、何年も会っていない母を探すため、箱根をめぐる旅に出る姿を描いた。大島は思い出深いセリフとして「(大倉に)『虫かよ』と言っているところ」を挙げ、「鉢子らしさもあるし、それをツッコんだお互い(鉢子と桜庭)の距離感の縮まった感とか、そこがすごく好きです。ぜひ注目してください」と笑顔でアピールした。