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田中要次、常盤貴子に続き塚本晋也監督「野火」を宣伝「もう1回ニュースに」

2015年9月19日 18:00

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常盤貴子を真似た田中要次
常盤貴子を真似た田中要次

[映画.com ニュース] 新鋭・鶴岡慧子監督作「過ぐる日のやまねこ」が9月19日、東京・渋谷のユーロスペースと今作の舞台でロケ地となった長野・上田映劇で封切られ、ダブル主演を果たした木下美咲泉澤祐希をはじめ田中要次植木祥平田中隆三、鶴岡監督がユーロスペースでの舞台挨拶に出席した。

今作は、初長編作品「くじらのまち」が新人監督の登竜門と言われるPFFアワードでグランプリを受賞し、第63回ベルリン国際映画祭など海外の映画祭で高い評価を得た鶴岡監督の初となる劇場公開作品。都会の喧騒から逃れるため、幼い頃に住んでいた長野の山小屋を訪れた21歳の時子と、山で兄を亡くした高校生・洋平の偶然の出会いと心の交流を描く。

長野出身で、自ら出演を願い出たという田中要次は突然、「先日この劇場で塚本晋也監督『野火』を見まして、すごく感銘を受けました」と別作品を宣伝。「ちょっと前に常盤貴子ちゃんがこういうことを言って。今もう1回ニュースになったらいいなと思って言いました(笑)」と狙いを明かし、会場の笑いを誘っていた。続けて「この映画も、違う場所で『見てよかった』と言ってくれる主演女優さんがいてくれたらいいなと思います」と茶目っ気たっぷりに映画をアピールしていた。

木下は、役作りについて「(時子は)すごく掴みどころのない女の子。逆に考え過ぎずにやったら楽しんでできました」とニッコリ。一方の泉澤も、「今の自分では表しきれない表現の仕方なのかと感じました。普通でいることが1番なのかなと思った」といい、お互いに自然体で演じたことを明かした。

また、田中隆三はロケ地となった長野・上田市を「もう2度と東京に帰ってきたくないくらい爽やか。梅雨がないのかなっていうくらい」と大絶賛。泉澤も「上田がいいところで、みんな優しい顔になっていたと思います」と撮影時を振り返っていた。

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