「罪の余白」内野聖陽&吉本実憂、役に入り込みすぎて険悪ムード!?
2015年9月18日 14:40

[映画.com ニュース] 芦沢央氏の第3回野性時代フロンティア文学賞受賞作を映画化した「罪の余白」の完成披露試写会が9月17日、都内で行われ、主演の内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、大塚祐吉監督が出席した。
名門女子高に通う娘・加奈(吉田美佳子)を転落事故で亡くした安藤(内野)が、真相を突き止めようと接触した美少女・咲(吉本)の計略にはまり、翻ろうされる姿を描く。内野は、咲を「すごく怖くて、邪悪な女子高生」と称し、「もし自分が咲に出会ったら、おじけづいて逃げだすと思う」と本音を吐露。劇中、自分に暴言を浴びせる吉本に対し「腹が立って、殺意も感じましたよ(笑)」とこん身の演技を振り返った。フォトセッションでは、十数人の現役女子高生に囲まれる場面もあり、ハンカチで汗をぬぐっていた。
一方、第13回全日本国民的美少女コンテストでグランプリに輝き、本作ではスクールカーストの頂点に立つ“美しきモンスター女子高生”を演じた吉本は「難しい役どころに、どう向き合ったらいいか悩んだ」と明かす。それでも、「監督から『自分の手を汚さず、相手を傷つける役を楽しみなさい』と言われて、だんだん、邪魔な内野さん(演じる安藤)をどう消すか考えるようになった」と、内野と同じく役に没頭していたと語った。
それだけに「現場ではあまりしゃべらなかった。かわいい吉本実憂を見たくないし、人のいい内野さん(笑)を知られたくなかったから。嫌な感じだったでしょ?」(内野)、「内野さんに肩をポンとたたかれるだけで、私が本当に怒ってしまって。それくらい役に入り込んでいた」(吉本)と現場での映画さながらの緊張感を明かしていた。
谷村は、安藤の同僚で咲の本性におびえる女性・小沢を演じ「リハーサルを丁寧に行ったので、本番ではアドリブも飛び出し、皆さんの毎回違うお芝居が新鮮だった」と振り返った。大塚監督は「今回、僕の役目は役者さんを怒らせ、傷つけ、泣かせることだった。かなりきついことも言ったはず」と釈明し、「いい大人が、女子高生と対決し、追い詰められるという構図が面白いと思った」と映画化の理由を語っていた。10月3日から全国公開。
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