夭折の美女に魅了される マノエル・デ・オリベイラ監督作「アンジェリカの微笑み」予告公開
2015年9月16日 12:00
[映画.com ニュース] 4月に106歳で逝去するまで、現役最高齢監督として活躍したポルトガルの巨匠マノエル・デ・オリベイラ監督が、101歳で発表した「アンジェリカの微笑み」の予告編が公開された。夭折の美女アンジェリカが、死してなお浮かべ続けるほほ笑みで、見る者を魅了する。
オリベイラ監督が1952年に執筆しながら、映画化されずに50年以上眠っていた脚本を自ら完成させた愛の幻想譚。眠るようにして死んでいる美女と、写真家の青年の恋を見せる。青年イザクが美女アンジェリカの死体にカメラを向けると、息を引き取ったはずのアンジェリカの瞳が開き、イザクに微笑みかける。その瞬間、アンジェリカに心を射抜かれたイザクは、昼も夜も「アンジェリカ」と名前を呼び、恋心を募らせていく。
予告編では、雷に打たれたかのようにアンジェリカのとりことなったイザク、レンズや写真を通して微笑みかけるアンジェリカが、時空を超えて引き寄せあうさまを繊細に映し出す。オリベイラ監督のお気に入りのピアニスト、マリア・ジョアン・ピレシュが奏でるショパンによって、神秘的な愛の物語が彩られていく。
第63回カンヌ国際映画祭ある視点部門のオープニング作品として上映されている。オリベイラ監督の孫で常連俳優のリカルド・トレパが青年イザク、若手実力派女優ピラール・ロペス・デ・アジャラがアンジェリカに扮している。
「アンジェリカの微笑み」は、12月から全国で公開。
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