乃木坂46の主題歌が聞ける!「心が叫びたがってるんだ。」本予告公開
2015年9月1日 13:30
[映画.com ニュース] 大ヒットアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)の長井龍雪監督による青春群像劇「心が叫びたがってるんだ。」の本予告が、このほど公開された。アイドルグループ「乃木坂46」が歌う主題歌「今、話したい誰かがいる」(10月28日発売)が流れ、見る者の期待感をあおる内容となっている。
「心が叫びたがってるんだ。」は「あの花」と同じく埼玉県・秩父が舞台。子ども時代の失言がきっかけで家族をバラバラにしてしまい、突如出現した“玉子の妖精”に「おしゃべり」を封印された少女・成瀬順を中心に、高校生4人のほろ苦い青春を丹念に描く。
本予告は、女優の吉田羊扮する順の母親の「もう2度と、しゃべっちゃだめ」というセリフと共に、幼い順が目に涙をいっぱいにためたシリアスな場面からスタート。「君のおしゃべりが直るように口にチャックをつけてあげよう」と、玉子の妖精に言葉を“封印”され、殻に閉じこもるようになった順が、学生と地域の住民の交流を目的とした「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命されてしまい、悪戦苦闘する様子が描かれる。
本作では、「人前で話すとおなかが痛くなる」順が、交流会でミュージカルを上演するというピンチをどう乗り越えていくかが見どころのひとつ。予告では、順が同じ実行委員の坂上拓実にメッセージアプリで「歌なら痛くないんです」と打ち明け、ミュージカルを成功に導こうとひたむきに打ち込む様子や、拓実に「私の、気持ち……本当にしゃべりたいこと!」と必死に叫ぶ姿など、順の内面が変化していく様子が情緒豊かに描かれていく。
悲痛な表情を浮かべる順に拓実が「みんな待ってるよ。お前のこと、待ってる」と手を差し伸べる様子や、涙を流す順の母の姿、真剣な表情の実行委員たちの姿も映し出され、登場人物それぞれのドラマへの期待が膨らむところだ。「今、話したい誰かがいる」に加え、ベートーベンの「ピアノソナタ第8番『悲愴』」に脚本の岡田麿里が詞をつけた「心が叫びだす」も流れ、映像をドラマチックに盛り上げている。
「心が叫びたがってるんだ。」は、9月19日から全国公開。