「セッション」マイルズ・テラー、米軍帰還兵のPTSD描く新作に主演か
2015年8月26日 21:30
[映画.com ニュース] クリント・イーストウッド監督作「アメリカン・スナイパー」の脚本を手がけ、アカデミー賞脚色賞にノミネートされた脚本家ジェイソン・ホールの監督デビュー作に、「セッション」のマイルズ・テラーが出演交渉中であることがわかった。
新作は、デビッド・フィンケルのノンフィクション「Thank You for Your Service」(邦訳は亜紀書房刊「帰還兵はなぜ自殺するのか」)の映画化。すでにホールが脚本を執筆済みだ。
原作は、イラク・アフガン戦争に従軍した5人の兵士(うちひとりは戦死)とその家族に取材し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ姿、軍の首脳部による自殺防止会議の詳細などを綴った傑作ノンフィクション。アメリカでは、イラク・アフガン戦争から生還した200万の兵士のうち、50万人が精神的な傷害を負い、毎年250人超が自殺しているという。
米ドリームワークスが製作する映画版では、主人公が3人に変更されており、テラーはそのうちのひとりとして初期段階の交渉に入っている。