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ピケティ翻訳者が字幕監修の経済ドキュメンタリー「みんなのための資本論」11月公開

2015年8月21日 06:10

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「みんなのための資本論」の一場面
「みんなのための資本論」の一場面
(C)2013 Inequality for All,LLC

[映画.com ニュース]クリントン大統領政権下で労働長官を務めたアメリカの経済学者、ロバート・ライシュがアメリカの格差問題を論じるドキュメンタリー映画「みんなのための資本論」が11月21日公開することが決まった。世界的ベストセラーとなったトマ・ピケティ「21世紀の資本」の翻訳者、山形浩生氏が字幕を監修した。

アメリカの経済政策について多大な影響力を持つライシュは、クリントン元大統領とオックスフォード大学時代のクラスメートで、先進国の格差社会の到来を早くから予言。「暴走する資本主義」「格差と民主主義」などの著作を発表し、アメリカの急速な格差の拡大に警鐘を鳴らしてきた。

70年代以降、富はごく限られた富裕層に集中し、労働者たちは日々の生活に疲弊している。サンダンス映画祭審査員特別賞を受賞した本作で、ハンディキャップを乗り越え、時代に変革を起こすために人生を捧げたライシュが「変化を起こす者になれ」と若者に語りかける。映画にはクリントン夫妻、バラク・オバマジョージ・ブッシュジョージ・W・ブッシュらが登場する。

みんなのための資本論」は11月21日、渋谷・ユーロスペースで公開。

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