ホウ・シャオシェン監督が来日、忽那汐里は「とても賢い人」
2015年8月3日 18:30

[映画.com ニュース]第68回カンヌ映画祭で監督賞を受賞した、台湾のホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の8年ぶりの新作「黒衣の刺客」(こくいのしきゃく)のプロモーションで8月3日ホウ監督が来日し、松竹本社で会見した。また、本作に出演した忽那汐里も登壇した。
唐代の中国を舞台に、数奇な運命に翻弄される女刺客インニャンを、名カメラマンのリー・ピンビンが美しく静かな映像で捉えた新感覚の武侠映画。「ミレニアム・マンボ」などホウ監督のミューズ、スー・チーが主人公の女刺客を演じ、窮地に追い込まれた女刺客を助ける日本人青年を妻夫木聡、その妻を忽那が演じた。
ホウ監督は「これまでずいぶんカンヌには参加していましたが、8年映画を撮っていませんでしたし、武侠ものということもあり、あちらの反応がわかりませんでしたが、受賞できてうれしかった」とカンヌ受賞の喜びを語る。そして、「急がずゆっくり見てほしい。非常に個人的な作品で、自分が執着したのものだけを残した物語。忍耐力をもって見ていただければ理解していただけるのでは」と日本のファンへ呼びかけた。
台湾、中国、日本で5年をかけて撮影し、忽那のシーンは5年前に日本で行われた。ホウ監督は、忽那と顔合わせの際に説明した、役柄についての飲み込みのよさに驚いたそうで「一番最初に話したことは覚えていませんが、とても賢い人だと思いました」と述懐し、「撮影は楽しく、あっという間に終わりました。5年もたって、大きくきれいになって、オードリー・ヘプバーンのようで驚きました」と褒め称えた。
忽那にとって、ホウ監督の現場が初の外国人監督との仕事となった。「同じアジアとはいえ、文化の違いがたくさんありました。回想シーン(の出演)なので、日本人の青年が思い返すほど強いものがあるのだということを頼りに撮影に臨みました。台本は頂かず、アドリブが多い中、監督が具体的な動きやしぐさ、役の状況を教えてくださった。この撮影の前に妻夫木さんと別の作品でご一緒していたので、引っ張ってくださったのが大きかった」と振り返った。
唐代の中国。13年前に誘拐されたインニャンは、両親のもとに戻るが、道姑(女性の道士)によって完全な暗殺者に育て上げられていた。標的は、暴君のテェン・ジアン(チャン・チェン)だが、彼はかつての許婚であった。インニャンは、任務中に窮地に追い込まれるが、難破した遣唐使船の日本青年(妻夫木)に助けられる。
「黒衣の刺客」は9月12日から新宿ピカデリーほか全国公開。
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