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飯塚俊光監督「独裁者、古賀。」学生対象試写会をロケ地・中之条町で開催

2015年7月18日 06:00

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飯塚俊光監督(右)と清水尚弥
飯塚俊光監督(右)と清水尚弥

[映画.com ニュース] 明日7月18日から新宿K’s cinemaでモーニング公開される、飯塚俊光監督の長編映画デビュー作「独裁者、古賀。」の学生対象試写会が7月11日、映画が撮影された群馬県中之条町のツインプラザで開催された。

作品は、群馬県の伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞を受賞した脚本を飯塚監督自ら映画化したもの。いじめを題材に扱いながらも、瑞々しい人間描写とユニークなストーリー展開で、高校生の青春を描いたエンタテインメント。

本作の主人公と同じ世代に劇場公開を前に映画の感想を聞きたいという飯塚監督の思いから、群馬県中之条町と伊参スタジオ映画祭が主催して試写会が実現。映画の上映後には、飯塚監督と主演の清水尚弥、共演の村上穂乃佳らのトークがあり、試写会に参加した学生らと交流をした。

急遽開催となった試写会にもかかわらず、町内を中心に20名を超える学生とその保護者が集まった。上映後のトークで会場から最初に質問が出たのは、映画の中で表現されている「いじめ」について。飯塚監督や出演者に「いじめ」に対して、どのような思いでこの映画を作ったのかなど、それぞれの意見や感想を述べられた。

飯塚監督は、「(作品に登場する先生に対して)自分の父親が学校関係で身近に聞くことがあったが、個人情報の制約からなかなか先生が生徒の家庭との関わりができなく、また親からの意見も強く、先生はしいたげられた存在になってしまうと聞いた。それがこの作品の先生の立場に反映されていると思う。過去に観たいじめの映画の結末は、自殺してしまうことが多く、そのような結末にはしたくはなかったから、現状から逃げることも前向きな答えだと思う」と考えを述べた。

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主人公の古賀を演じた清水は「いじめにも様々あり、定義が曖昧だから解決方法も曖昧になってしまう」とし、ヒロインの副島を演じた村上は「観客も様々な立場でこの映画を観て何か疑問を感じてもらえればと思う」とコメント。

参加した高校2年生からは「立ち向かって行った古賀も、逃げることもひとつの手段とした副島も、どっちも間違っていないし、2人ともいろいろな意味で強くなっていったのかなと思った」という意見が述べられ、保護者の女性は「いじめを題材にしてすごく暗い話かなと思いきや、古賀の青春があったりと楽しめて、前向きな選択で終わっていて良かった」と語った。また、ロケ地の学校は統廃合によって廃校となった小学校で、卒業生からは「映像として形に残ることが嬉しい」との感想があがった。

なお本作は、国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォーム「MotionGallery」で、東京公開を成功に導くための配給宣伝費に充てる支援金を8月7日まで募っており、間もなく目標金額の50%に達する。中之条町・伊参スタジオ映画祭から生まれた映画が、初めて劇場公開される。

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