島崎遥香×中田秀夫監督作「劇場霊」恐怖の元凶が動き出す予告完成
2015年7月14日 20:00
[映画.com ニュース]「AKB48」の島崎遥香が主演した中田秀夫監督作のホラー映画「劇場霊」の予告編が、このほど完成した。事件の元凶となる球体関節人形が動き出し、「ちょうだい……」とつぶやきながら、人々を恐怖のどん底へ突き落とす姿をとらえている。
劇場という閉ざされた空間で、怪現象に見舞われる女優たちの恐怖を描く。水樹沙羅は、女貴族の血ぬられた一生を描く舞台に出演することになったが、小道具として球体関節人形が運び込まれたことをきっかけに、劇場に異変が起き始める。女性スタッフの死、事故による主演女優の降板。やがて、代役として主役に抜てきされた沙羅も、災厄に巻き込まれていく。
予告ではそのほか、「全員死ぬまで終わらない」という惨劇が、たたみかけるように映し出される。島崎演じる沙羅が「この舞台、やめたほうがいいんじゃないでしょうか」と恐れおののくのを尻目に、舞台の準備は進み、関係者が次々と人形の魔の手に落ちていく。島崎の大きく見開かれた目や、登場人物の断末魔が恐怖をあおる仕上がりとなっている。
さらに3点の劇中カットも初披露され、島崎が背後から人形に手をかけられ、硬直する様子などを切り取っている。「劇場霊」は、Jホラーの旗手としてハリウッド進出も果たした中田監督がメガホンをとり、島崎をはじめ足立梨花、高田里穂、町田啓太ら若手注目株が共演。主題歌は4人組バンド「Thinking Dogs」が手がけた。11月21日から公開。